第315回 大阪大学臨床栄養研究会(CNC) | 美的生活アンチエイジングライフ♪〜アラフィフ美肌管理栄養士

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♪ 食と美と健康と・・♪美的・美肌管理栄養士 岩田 恵子
アラフィフ女性の健康に美しく生きるコツをお伝えいたします。

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以前、私が事務局を担当していた
大阪大学臨床栄養研究会からのお知らせです。
これは、阪大の臨床系の医局が持ち回りで
毎月違うテーマで講演を行い、
医療関係社や一般の人たちに知識を深めていただこうというものです。
もう、30年は続いているでしょうか?
ぜひ、興味のある方はご参加くださいね。

なお、毎月のお知らせをメールにてご希望の方は、
私までご連絡いただければ、登録させていただきます。
お名前、所属先などを書いて、下記アドレスにラブレターくださいね。

ラブレターparis*paristyle.net (*を@に変えてくださいね!)



バラ 日 時: 平成23年 3月28日(月) 18:00~


バラ場 所: 大阪大学医学部 講義棟2階 B講堂 (吹田市山田丘2-2)


バラテーマ: 『カーボカウントを用いた血糖コントロール』


今回は、大阪大学大学院医学系研究科内分泌・代謝内科学  黒田暁生先生によるご講演です。
多くの方々のご参加をお待ちしております。


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カーボカウントとは食後血糖値に最も影響を及ぼす炭水化物摂取量を考慮した食事指導法である。
炭水化物は糖質と消化吸収されない食物繊維との総和である。
このため血糖値に寄与するのは糖質であり、その摂取量を考慮する必要がある。
カーボカウントは血糖管理に有用であるが実際の計算法が確立しておらず導入が困難であった。
食品交換表に基づく食事療法とカーボカウントを融合させて従来の栄養指導の延長として
血糖・栄養・体重管理の可能な簡便な計算方法を構築した。
つまり食品交換表に準拠した糖尿病15~22単位食1食に含まれる
糖質量の簡便な計算法を開発した。
成分表から検討したところ、主食以外の糖質量はエネルギー設定にかかわらず
1食約20gとなり糖質量は主食量で規定されていた。
このため①主食以外の副食に含まれる糖質量を20g、②主食に含まれる糖質量は重量の米飯40%、
パン50%、ゆで麺20%と計算して1食の糖質量を①と②の和として算出した。
真の糖質量との差は、いずれの単位食でも90%以上の確率で±10g以内に算出できた。

食品交換表でエネルギーを増量すると表1(炭水化物)、表3(蛋白質)、
表5(脂質)を増量することになる。なかでも表3と表5の食品には炭水化物が
含まれていないので、副食に含まれる表3、表5を増量しても炭水化物含有量は変わらない。
このため食品交換表に基づいた理論上の計算を行うと
副食に含まれる炭水化物量は1日量でエネルギー設定にかかわらず約50gとなる。
このことから副食は1食で約20gの糖質を含有していることの裏付けとなった。
この計算法の開発により医療従事者、患者ともに容易にカーボカウントが行え、
従来の食品交換表を用いた食事指導の延長として有用な方法と考える。

実際の1型糖尿病の臨床では追加インスリンは血糖値を補正するための
インスリンと食事摂取量に応じたインスリンの合計となり、
決まった量のインスリンを指示するだけでは血糖管理は不可能である。
このためこれらの投与量を規定する数値を指示する必要がある。
つまり1単位で低下する血糖値、1単位で処理できる糖質量を算出して指示するのである。
また日々の生活では入院での食事療法と同じ食事を続けられるわけではないため
いろいろな生活に対応できるような術を教育する必要がある。




次回、第316回CNCは、消化器外科学Ⅱ 土岐祐一郎先生のお世話で
平成23年 4月11日(月)に開催予定です。)






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