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映画で巡るパリガイド

パリの名所をフランス映画とともに紹介。パリ、フランス映画、初心者さんのパリ気分盛り上げお手伝いブログ☆

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パリの北側に位置するモンマルトル地区は
丘の上から街を見下ろすサクレクール寺院が目印。

多くの芸術家たちがこの街を愛し、そしてここに暮らしました。

19世紀半ばまでは郊外の農地として使われていて
ぶどう畑が広がり、風車が立ち並んでいました。
今でも、モンマルトルにはぶどう畑が残り、収穫祭が行われます。

20世紀はじめには歓楽街として発展
ムーラン・ルージュやル・シャ・ノワールといった
キャバレーが軒を連ねたのも、ここモンマルトル。

ピカソの「アヴィニヨンの娘たち」が生まれたアトリエ洗濯船跡や
多くの芸術家が眠るモンマルトル墓地もあります。

>>モンマルトルを巡る映画2もあります。


モンマルトルが印象的な映画と言えば、あまりに有名!

映画で巡るパリガイド-amelie_a_001アメリ
ジャン=ピエール・ジュネ 監督 / 2001

モンマルトルの街で夢見がちに生きるアメリの軽やかな日常。“他人を幸福にする喜び”に目覚めて密かな悪戯にひたっているが、ひとりの青年に恋したことで、メルヘンの世界から現実へ踏み出す必要へと迫られていく…。
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アメリが働いていたカフェ、
サクレクールの丘のふもと、石畳の細道など
モンマルトルの風景がもりだくさん。

映画で巡るパリガイド-amelie_a_002AMELIE FROM MONTMARTRE
「アメリ」オリジナル・サウンドトラック


どこか懐かしいサウンドが「アメリ」の世界へ誘ってくれます。ヤン・ティルセンが作曲したしみじみと心にしみる快い音楽。
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「アメリ」好きな方にはこんなスタイルブックも。

映画で巡るパリガイド-amelie_a_003アメリのa.b.c

ファッション、雑貨、クレーム・ブリュレのつくりかた…、しあわせになれるキーワードがたくさんつまったアメリのかわいいスタイルブック。
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ノベライズを読めば、気付かなかったことが見えて来るかも。

映画で巡るパリガイド-amelie_a_004アメリ ノベライズブック

世界中をとりこにしたフランス映画「アメリ」の小説版。かわいい挿絵が入って絵本のようなハッピーなノベライズブック。
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>>モンマルトルを巡る映画2へ
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さて、今回は未来のパリ、ということで番外編です。

ジャック・タチ監督のコメディー映画「プレイタイム」(1967)

タチは私財をなげうって、10年の年月をかけてこの映画を完成させました。
映画は一部から絶賛されたものの商業的には大失敗...
結果、大きな借金を背負うことになります...

ジャック・タチと言えば最も有名な作品は「ぼくの伯父さん」ですが
私はタチの執念とも言える完璧主義をまざまざと見せつけられる(!)
「プレイタイム」が好きです。
時にくすりと笑って、最後はほっこりと気持ちが温かくなるストーリーも魅力。

舞台は近未来のパリ。
タチは高層ビルの林立する近未来都市「タチヴィル」と言われる
巨大セットを作り上げ
フランス映画唯一、高画質70mmフィルムを使って撮影。
さらに!エキストラに至るまで、全ての演技に対して
タチ自身が指示を与え、時には役者に演じて見せたといいます。
(そりゃ、10年かかるわ...)

ストーリーは至って単純。
パリの近代オフィスを訪れたユロ氏(ぼくの伯父さんと同じ登場人物)
迷子になって、アメリカ人観光客の一団と出会い、
騒動に巻き込まれ、最後はカオス的に...

観光客たちはパリに来ています。
しかし、彼らは見本市を見物したり
エッフェル塔柄のお土産を物色したり
お花屋さんの写真を撮るのに懸命になったり...

さて、彼らは本当にパリを見たのか?

この映画で時として現れるパリらしいものは
ガラスの扉にふと映ったエッフェル塔や凱旋門。
だからこそ、ユロ氏が高層ビルのテラスで見た
遠くに広がるパリの風景が印象的。

タチの映画にはコメディー的要素の裏に
いつも現代社会への批判があります。
とってもスタイリッシュでモダンな絵作りのこの映画。
しかし、タチが信じているのは人の温かさなのです。

ユロ氏が出会ったアメリカ人女性に小さなプレゼントを手渡すと
彼女はにっこり笑います。
あたたかい気持ちがつながった瞬間。
さあ「プレイタイム」!

彼女にとってのパリはどんな場所だったのでしょうか?


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プレイタイム
ジャック・タチ 監督 / 1967

半世紀近く前の作品とは思えない完成度。何度見ても発見することがあって全てを見ることは不可能と言われた名作。
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タチと言えば「ぼくの伯父さん」


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ぼくの伯父さん
ジャック・タチ 監督 / 1958

パリの古い下町に住む、ぼくの伯父さんことユロ氏が、自動化されアメリカナイズされたモダンな住宅やプラスチック工場で悪戦苦闘するコメディ。タチのモダニスト的な資質にも注目。
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タチのDVD-BOXが発売されていました。豪華!


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ジャック・タチの世界 DVD-BOX

「のんき大将」「ぼくの伯父さん」「プレイタイム」「パラード」に短篇2作、メイキング映像。
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生涯たった6本の映画しか撮らなかった映画作家、ジャック・タチの生涯を知りたい方は...


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ジャック・タチの真実

喜劇映画の歴史に特異な足跡を記したその革新的作業は映画の枠をはるかに超え、音楽、舞踏、美術、さらには建築の領域にすら及ぶ。
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小さなパリの街は1番から14番のメトロで網羅されていて、とても便利!

メトロ1号線は1900年の万博に合わせて開通。
入り口のデザインはアールヌーヴォー建築で有名なギマールによる設計です。

各駅毎に特定のテーマのデザインや
アールヌーヴォーのほかアールデコなど各時代を代表する様式が取り入れられていて、
それを発見するのもの楽しい。

映画撮影用に使われる廃駅もあって"シネマ"と呼ばれるのだとか。

そんなパリのメトロに想いを馳せる映画はコチラ。

映画で巡るパリガイド-subway_aサブウェイ
リュック・ベッソン 監督 / 1984

パリの地下鉄を舞台にして繰り広げられる無国籍でB級っぽさ漂う異色の犯罪アクション。当時27歳のリュック・ベッソン、ジャン・レノ、ジャン=ユーグ・アングラード、そして音楽のエリック・セラが結集。
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>>リュック・ベッソン監督「ニキータ」でどこを巡る?

映画で巡るパリガイド-suri_aスリ
ロベール・ブレッソン 監督 / 1959

孤独から窃盗犯罪にのめり込んで行く青年を描く。ブレッソンは芝居がかった演技を嫌い、役者には素人を採用。劇的な演出を嫌い、独自の戒律に基づいた厳しい作風が特徴の孤高のシネアスト。
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スリの美学に魅せられていくミッシェル。

数々のスリのテクニック
エレガントな手の動きに目が釘付けになります。


おまけ♪
メトロには乗れなかったけれど...

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地下鉄のザジ
ルイ・マル / 1960

お目当ての地下鉄に乗れないと知らされたザジがひとりパリの街へと繰り出し、やがてパリを離れるまでの36時間。
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>>エッフェル塔を巡る映画「地下鉄のザジ」はコチラ
>>ルイ・マル監督「死刑台のエレベーター」でどこを巡る?

-- パリのガイドブック --
メトロを乗りこなせば、日常のパリが見えて来る?

映画で巡るパリガイド-parismetro_aメトロでめぐるパリ案内

パリのメトロ沿線ごとにパリジェンヌのおすすめショップをご紹介。ブティックや雑貨屋さん、カフェやビストロまで、とっておきの66軒。
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