自転車で近所にある、フランス軍隊の病院の前を通ると、たくさんの報道陣が望遠カメラやテレビカメラを抱えていた。

通り過ぎながら、昨日のコンサートで後ろに座っているおば様二人が、サルコジ大統領の入院について話しているらしいのを、一緒にいた同居人に聞いたことを思い出した。

そう、この軍隊の病院は、フランス随一の技術レベルを誇っているらしく、大統領はいつもこの病院を使うのだと、以前前を通りすぎるときに同居人に聞いていたのを思い出した。

ようやく分かった。

サルコジ大統領はこの病院に入院してるんだ!

ということで、Uターンして写真を撮りに戻った。


パリの日記 ~Ces jours-ci a Paris




パリの日記 ~Ces jours-ci a Paris

どこから写真を撮ろうかなあ、、とうろついていると、道の向こう側の入り口に何人かいる警察(上の写真右端に一人)にもちろんチェックされる。

めげずにフラフラ場所を選んで写真を撮ると、普段写真を撮る側のカメラマンのおじさんが、ぼくを撮ったのかい?とでも言うように笑顔で腕を広げてにっこり笑いかけてくれた。
そうです、あなたたちを撮ったのよ!
と伝えるべくにっこりうなずき返した。


サルコジ大統領はベルサイユから飛行機でここまで運ばれてきたのか。
いや、なんだか大統領を身近に感じてしまった。
彼の野心を思えば、健康の回復はすぐだろう。


日本でも最近報道されるようになってきた自転車ロードレース、ツール・ド・フランス。
今年は13年ぶりに日本人選手も参加するということで、きっといつにも増して日本でも注目されているのだろう。

今月4日にモナコを出発し、3,445Kmを21のステージに分けて毎日フランス各所で自転車レースを展開している様子は日々テレビ中継されている。自転車大好きのKazuさんも、毎日午後は夕方までテレビの前に釘付けになっているそうだ。
私も一度観よう、と思いつつ、結局最終ステージ、パリ到着の今日まで観戦できなかった。

だからこそ、今日はパリを走りぬける本物をこの目で見るぞ!

4時頃に選手たちがパリに到着して同じシャンゼリゼ通りまでの通りを8周してくれる、ということで、いくらものすごいスピードで通り抜けていかれても8回、もしくは16回観戦できるから大丈夫、との情報に期待感いっぱい。

予定より少し遅れて自宅近くの通りに着くと、マイナーなエリアだっただけに、人は多くない。
宣伝カーが、選手軍の到着は約10分後です、とアナウンスしてくれ、炎天下の元、期待を込めて待つ。

たくさんの応援車や警備関係の車、バイクがビュンビュン通りを走り抜けていく。

そして、、、

来た!

すごい自転車の塊が道幅いっぱいの四角形の集団を伴って走ってくる。
慌ててカメラを構える。
あー!と思っているうちに通り過ぎた。

お~~!

Kazuさんがこのツール・ド・フランスを撮るために日本で高級デジカメを購入したわけが今更理解できる。。


パリの日記 ~Ces jours-ci a Paris

慌てて7倍ズームいっぱいにしたので、何だかわけの分からない写真になってしまった。。。これ以外はズームしすぎてピンボケ。。

いや、あまりに一瞬の出来事だった。。
なんだか、この目で見るのを忘れた気分。。

選手が砂埃とともに走り去ったあと、スペア車を運ぶ車がすーーーっと通り抜けていく。

パリの日記 ~Ces jours-ci a Paris

こういう静けさを、宴の後、と言うのだろう。。

ん!?
あ~!
今のが8周目だったらしい。。。。
ガーン、終わっちゃったよ、私のツール・ド・フランスが。

近くのカフェでビールを飲んだ男性たちが盛り上がっている。
そうか、後の最終争いはテレビで観戦、なのね。

それにしても、あれだけ一人残さず集団に固まっていたら、最後の最後、どう抜きん出るか、その技術と根性にすべてが委ねられるんだろうなあ。。。。
真ん中に入り込んでしまっている選手は、にっちもさっちもいかず、集団と同じペースで走るしかない。
ちょっとペースにずれて前後左右の自転車に当たったら、軽い自転車ごと吹っ飛ばされるほどの大惨事になるんだろうなあ、、、

このレース、単なる自転車競走だとは侮れない、そんな気がした。
サルトルやオスカー・ワイルド、イヴ・サンローランにカトリーヌ・ドヌーヴらが常連リストに名を連ね、観光客で賑わう、ものすごく値段の高いカフェが立ち並ぶサン・ジェルマン・デ・プレ界隈の裏通りを地図を片手に歩いていたら、

お!

こんなところに突然、ユニクロだ。。

パリの日記 ~Ces jours-ci a Paris

なんだか、ほんと裏通りにひっそり、とたたずんでいる。
うーん。東京から、、ってでっかく窓に書かなくてもいいんじゃあないかなあ。。
街を普通に歩いていた感覚からすると、なんだか不自然に感じた。

ここはきっとTシャツだけの店なのね。
日本語のフリーペーパーにいわゆるユニクロショップ開店時の社員募集の求人が出ているからなんとなく普段から意識に入っていたけれど。

柳井さん、このファッションの国でどういう風に切り込んでいくんだろう。
なんだか妙に、ユニクロ流のビジネススタイルがパリでは求められていないように感じてしまった。。(すいません。。)
まあ、もちろん安い流行服を売るお店はたくさんあるんだけれど、、日本で大流行のH&Mとか、、ね。