経営理念を作成することにしました。

企業5年も経って本来は遅いのかもしれないが本気で作ろうと

思った時がその時期だと感じました。

「理念」という漢字

心からの願いや思いという意味があります。

つまり自分が本当に成し遂げたい目標であり願い。

会社の理想の姿

この年から本気で理念に向き合うことにしました。

短期的には1年後のビジョンを文章にして社員に渡しました。

明確なビジョンを示したことで社員も、今すべきことが

はっきりし行動に具体性が出てきました。

目の前の10万円にこだわらず先の1億円を稼ぎ出す

意識に変わった瞬間です。


思いもしない事態にしばらくどうしていいか分からなくなりましたが、

社員は毎日元気に出勤してくれる。

家に帰れば子供は無邪気に抱き着いてくる。

自分が皆を勇気づけなくてどうする!


原点に戻ることにしました。

この会社はだれのために存在する?

この会社は何のためにやってる?

この会社をどのようにしたい?


自問自答しながら腹の奥底にある物をノートに書けるだけ書きました。

すると目指すところが薄っすらと見えてき

今すべきことがはっきりしてきました。




3つの方針も着実に達成していき、取り扱い海外ブランドも4ブランドと

契約でき

自社製品も神戸の工場で生産してもらい取引先からも支持されるように

なりました。

英語の方は下手ですが通訳なしで商談できるようになり、

いよいよこれからが本番!という矢先、1995年1月「阪神淡路大震災」が

起こりました!

一夜にして取引先の30%に当たる28件が営業不能になり

復旧の目途も立たない状況に追い込まれました。

さらに自社製品を作っていただいてた工場の社長がご自宅の下敷きになり

お亡くなりになりました。

もちろん会社や自宅、近隣住民も被害にあいました。

目の前が真っ暗になり身体じゅうの力が抜けました。涙も出ません。

会社も従業員の生活も守らなくてはならない、もちろん家族も。

創業5年目で最大のピンチです‼