夫の同僚のフランス人の方で夫と同じく食いしん坊の方がいて、いつも私達に美味しいお店やおすすめのお店を教えてくれます。

フランスらしいローカルな食べ物を食べたいけど、何かおすすめはありますか？と聞いたら教えてくれたのがモンパルナスのこのお店。有名なお店のようでフランス人だけでなく観光客でオープン前からすでに長蛇の列。

テーブルクロスが赤、緑、黄、青とコントラストが鮮やかで可愛い。

螺旋階段も素敵。

面白いのは、メニューはステークフリットしかなくて、ステーキとフレンチフライが何もリクエストしなければ、わんこそば方式で2回サーブされること。

サラダはピリッと辛みを感じるドレッシングが美味しかった。

コースの流れとして、サラダ⇒ステークフリット⇒デザートとなりますが、お肉とおいもですでにおなか一杯になっててデザートまで辿りづけず。

フランス料理って日本料理みたいに味付けに砂糖やみりんを使わないから、最後に甘いものが食べたくなるのってすごくわかる。この日も実は最後に甘いものが少し食べたくなっていたのだけれど、隣の席のおじいちゃまが食べていたデザートが生クリームたっぷりのかなりのボリュームだったので断念。場所を移動して別のカフェでショコラショーで締めくくりました。

お肉は赤身でレアに焼いてもらったら柔らかくて食べやすかったけど、味が単調なので少し飽きてしまった。緑色のソースは少し酸味があって不思議な味。フランスはジャガイモがすごくおいしくて特にフレンチフライは大好きなんだけど、2回目のおかわりしたらさすがにこれも飽きてしまった。

最近はきちんと意識してタンパク質を取るように心がけていて、魚と豆腐に偏りがちなので肉を食べに来たのですが、結果少し脂の入った和牛の薄切り肉のすき焼きが恋しくなった食いしん坊夫婦でした。

食事の後はメトロには乗らずにモンパルナスタワーからボンマルシェ方面まで散歩がてら歩きました。途中に蚤の市が開催されていたので除いてみました。規模はそれほど大きくないけれど、おおっと思ったのはバーバリーのコートとか、グッチのレトロなカーディガン、各種ブランドのバック、スカーフなどの中古品が並んでいた事。

ブランド品にはあまり興味がなく、日本では終活だと言って断捨離していた私なので買おうとは思わなかったのですが、こうやってパリのマダムが大切にしていたお洋服やバッグが若い人に受け継がれていくんだと素敵だわ～っと思ったのです。

モンパルナス散歩