■ファンとはお互いが刺激しあって、成長できる関係「僕はとても幸せな人」

――ソロの活動を通して、改めてご自身の成長は感じますか?

【テミン】う~ん……日本語はちょっとは伸びたかな?

――はい、確実に伸びてますよ!

【テミン】ありがとうございます(笑)。でも、自分が言いたいことをすべて日本語にできるわけではないですし、まだまだ間違っている文法とか発音とかもたくさんあるので、もっと勉強しないといけないですね。逆に、ファンのみなさんが韓国語を覚えて、僕の韓国のライブに来てくれることもあるんですよ。写真集のイベントの時にも、1ヵ月前に行なったソウル公演に来てくださった方もたくさんいらっしゃいました。わざわざ遠くまで僕を見に来てくださることも嬉しいですが、ライブで話したことも理解してくれていることにびっくりしました。僕はなんて幸せな人なんだろうと思いました。 

――アーティストとファンがお互いが刺激しあって、成長できる関係性って素敵ですね。改めてソロアーティストとしては、どんなことを意識して活動していますか? 

【テミン】SHINeeのテミンではなく、ひとりのテミンという人を見せることを意識しています。SHINeeは僕から見ると、バランスも良く、完成されたチームだと思います。でも、ソロのテミンは、まだ未完成なのでもっともっと頑張れると思っています。 

――ひとりで寂しいと思う瞬間はありますか?

【テミン】もちろん、あります。ステージの上で歌詞やダンスを間違ってしまったときに、一瞬助けを求めたくなることがあります。でも、周りを見渡しても誰もいなくて。そのときにメンバーの姿を思い出しますね。前まではちょっとした間違いでも許せなかったんですけど、最近は「それがライブの醍醐味なんだ! 間違っても大丈夫なんだ!」って思えるようになってからは少し楽になりました。 

――では、この先、どのようなアーティストになっていきたいですか?

【テミン】25歳になって、今、ちょうどエネルギーが溢れている時期なので、そのエネルギーを全部込めていけるようにしたいです。そして、テミンのアイデンティティーを自分も探しながら、みなさんにさまざまな活動を通してお見せして、もっとたくさんの方に僕やSHINeeの音楽を届けることができたらいいなと思います。 

――テミンさんやSHINeeの活動を通してK-POPや韓国への興味が増した方もたくさんいると思いますが、そういった役割を担っていることについてはどのように感じていますか? 

【テミン】僕やSHINeeがきっかけで、韓国の文化とかを知らせることができるのはすごく嬉しいことですし、これからも、お互いにいい影響を及ぼすことができたらいいなって思っていますね。

最後に、ファンのみなさんへのメッセージをお願いします。

【テミン】6月からコンサートツアーがはじまるので、たくさんの方が観に来てくださったら嬉しいです。僕も体調を崩さないように、健康を意識しながら頑張りたいと思います。そして、写真集もぜひみなさんに見ていただけたら嬉しいです。この夏は、みなさんと一緒に楽しい時間をたくさん過ごせたらいいなと思います。