チケット売買サイト「チケットキャンプ」がサービスを一時停止 商標法違反・不正競争防止法違反の容疑
ミクシィは7日、子会社のフンザが運営するチケット売買サイト「チケットキャンプ」のサイト上の表示について、商標法違反と不正競争防止法違反の容疑で捜査を受けたとして、サービスを一時停止すると発表した。
捜査を受けフンザは、「チケットキャンプ」での新規出品や新規会員登録、新規購入申し込みの一時停止を決定。7日以降、各機能の一時停止を速やかに進めるとしている。また、現時点で「チケットキャンプ」に出品済で取引が開始されていないチケットについては、「チケットキャンプ」側で出品取り下げの手続きを行う。サービスの再開時期は未定となる。
ミクシィは、この事態を厳粛に受け止めるとして、事実の確認と原因究明のため外部の弁護士を交えた調査委員会の設置を決定。委員会の構成や調査結果の公表日程などについては、決まり次第知らせるとしている。
容疑の詳細は明らかにしていないが、「チケットキャンプ」に対してはこれまでもチケット高額転売の温床になっているとの指摘が寄せられていた。チケットの不正購入や高額転売を巡っては、イープラスがSMS認証、チケットぴあが電話番号認証を導入。音楽業界は公式のチケットトレードリセール「チケトレ」を開設し、「ヤフオク!」は転売目的で入手したチケットを出品禁止物に指定している。「チケットキャンプ」も今月に入り、転売目的のチケット売買の規制強化を打ち出したばかりだった。
五輪・パラ見据えチケット転売規制を 室伏さんら自民議連に要望
東京オリンピック・パラリンピックも見据え、大会組織委員会の室伏広治さんらが7日、自民党の議員連盟の会合に出席し、スポーツの試合などのチケットを高額で転売することを法律で規制するよう求めました。
会合には、男子ハンマー投げの金メダリストで、東京オリンピック・パラリンピックの大会組織委員会の室伏広治さんや、歌手で俳優の武田鉄矢さん、それに人気ロックバンド「サカナクション」の山口一郎さんが出席しました。
室伏さんらは、スポーツの試合やコンサートなどのチケットが高額で転売され、ファンの経済的な負担が増え、楽しむ機会が奪われているなどとして、東京オリンピック・パラリンピックも見据え、法律で規制するよう求めました。
これを受けて議員連盟では、不正に転売する目的でチケットを購入したり、入手したチケットを高額で転売したりすることを禁止するなどとした法案を、議員立法で来年の通常国会に提出することを目指す方針で一致しました。
このあと室伏さんは、記者団に対し「大会に、できるだけ多くの人に来てもらうためにも、法制化に向けていい方向に進んでほしい」と話しました。
また武田さんも「最近はインターネットでの転売行為がかなり悪質で、非常に迷惑を被っているので、法律で守ってほしい」と訴えました。
議員連盟の会長を務める石破元幹事長は「公明党や野党とも相談し、法案を一刻も早く成立させたい」と述べました。
武田鉄矢さんら チケット転売規制を訴える
俳優の武田鉄矢さんらが、コンサートチケットなどの高額転売を規制するよう訴えた。
コンサートなどのチケットが、インターネット上で定価を大きく上回る金額で転売されている問題で、自民党の議員らは規制を検討しており、7日、武田さんや金メダリストの室伏広治さんらから意見を聞いた。
武田鉄矢さん「法律で守っていただければと、お願いを申し上げた次第です」
自民党議員らは、来年の通常国会に規制のための法案を提出する方針。
ダフ屋とか転売目的の高額取引が早くなくなれば良いんですがね。
どうしても行きたいとそういうのに手を出す人も悪いんだけど…。
高額チケットを買うファンがいるから成立するんだよね~