年末は、黒川温泉に行きたいよね~
夫と私ともに、吉方位&神社巡りも兼ねて設定した計画でした。
しかしお互いの吉の方角が一致するのが年内は9月10月のみなので、9月に急遽決行。
出発当日、台風が福岡に猛接近中
飛行機は飛びましたので、現地に辿り着くことはできました。
福岡の街が眼下に
福岡は、わりと街の頭上を飛行するのですね。
何とか到着 しかし喜ぶのも束の間、今度は台風の影響で、高速バスが終日に渡り全線運行休止。
更に在来線、JRすべて運休中止残る移動手段は地下鉄のみ。
さあ、どうしようか…
旅の計画も人生と同じで、自分の想い通りにならないのは世の常。
だったら、思わぬアクシデントも逆に楽しもう~と開き直り、緊急作戦会議の末、黒川温泉から急遽、歴史ガイド付き大宰府観光タクシーにて博多・大宰府を巡るコースに変更。
博多駅から、唐と新羅の攻撃に備えて全長1.2kmに渡り築かれた防衛施設跡である水城を通って、大宰府政庁跡 に到着~
こちらは大宰府史跡及びその出土品、複製品が展示されています。
素掘り溝
奈良時代の素掘り溝が発掘された状態のまま保存・公開されています。
次は、日本最古の梵鐘がある「西日本随一の寺院」である観世音寺へ。
お寺の東側にそびえ立つ巨大な宝蔵(収蔵庫)内の仏像・観音像は、高さ実に5メートル級の仏像が建ち並ぶ光景は圧巻!それらを囲む像の数々も匹敵する大きさのものばかり。
平安期に造立された数多くの仏像が未だ健在で、しかもその像のそれぞれが日本屈指の出来映えという。(そのほとんどが国の重要文化財)。
展示室の奥の一角に、阿弥陀如来座像と四天王像があります。
四天王像は、いずれも四隅で天邪鬼を踏み台にして立っていたのが印象的でした。
次は、大宰府天満宮へ。
神紋は梅紋。
菅原道真を祭神として祀る天満宮の一つ(天神様のお膝元)
大宰府の歴代の宮司が住む家が入口に鎮座しています。
境内を覆う51本のクスノキ。周りの苔むした感じが見事で、国・県の天然記念物に指定。
大宰府天満宮は本殿に参拝する経路として池に架かる3つの橋を渡らなければならず、渡り方にも決まりがある。
・最初の太鼓橋(過去)は、振り返らず前を向いて渡る。
・中間の平橋(現在)は、立ち止まらず渡る。
・最後の太鼓橋(未来)は、つまずかない様に気を付けて渡る。
そして本殿にて参拝後に橋を渡って戻ると、未来から過去に戻ると意味になるため帰る際には池の周りの道を歩き、橋を渡らない様にするという。
手水舎のそばにある麒麟像
麒麟は中国の空想上の動物で、頭は狼、胴体は鹿、足は馬、尻尾は牛と、それぞれの生き物の一番美しいとされるパーツが組み合わさっている。
境内の御神牛は、頭をなでるとかしこくなるといわれる。
本殿前に到着~
本殿前にある白梅がご神木の「飛梅」
道真公を慕って都から飛んできたという由来のある梅。
境内には、約200種、約6,000本の白梅・紅梅があり、日本有数の梅の名所となっている。
手前の紅梅は「皇后梅」
境内のクスノキは、国指定天然記念物2本をはじめ、県指定天然記念物も49本に及びます。
樹齢1200年を越える大クス(樹高28.5メートル、幹周11.7メートル)と夫婦クス(樹高17.1メートル、幹周10.6メートル)は国指定天然記念物。
太宰府天満宮の参道は、お土産や食事処などが楽しめるスポットですが、実はこの参道自体にも貴重な歴史的観光スポットであり、その中には幕末の偉人たちが足を止めたスポットなども残されています。
ですがこの日は、大雨のため全ての在来線が止まった影響からか、ご覧の通り、がらんどう… これは非常に珍しい光景なのだそう。
伝統的な「木組み構造」を用いた斬新なデザインは、誰もが目を奪われる。設計したのは、隈研吾(くまけんご)氏。
2000本ものスギの木材を使用したスターバックスには、人が吸い込まれていく。
福岡藩主黒田家の菩提寺の「崇福寺」
黒田官兵衛と黒田長政の墓所ですが、台風の影響によりこちらも閉門。
仕方がないので、黒田官兵衛のお墓を外壁越しに…。
福岡市博多区にある櫛田神社。祭神は大幡主神おおはたぬしのかみ・天照皇大神・素戔嗚神すさのおのかみ。
この神社を地域の人は、親しみを込めて「お櫛田さん」と呼んでいます。
博多の夏のお祭りとして全国的に有名な博多祇園山笠や博多おくんちは、この櫛田神社を中心として行われている。
天正15年に、豊臣秀吉公が、博多復興にあたり現在の社殿を建立したそう。それでこちらの壁は、秀吉が当時導入した、今で言う処のリサイクルを施した意匠なのだとか
櫛田神社の玉垣に植えられている巨大な銀杏の木。
博多の人達は愛情を込めて「櫛田の銀杏(ぎなん)」と呼ぶ。
最後は、東長寺。
福岡大仏や地獄めぐり、五重の塔などが有名です。
東長寺の福岡大仏は、木造坐像としては日本一の大きさです。
高さ10.8メートル、重さ30トン。
高さ10.8メートルは煩悩の数108つを表現しているそうです。
大仏の背景にある細かい点一つ一つが仏像になっていて、5000体あるのだとか。
そしてもう一つ、大仏の台座内にある「地獄極楽めぐり」。
グロッキーな地獄絵図を見ながら進んでいくと、一切何も見えない真っ暗な空間があり、そこに設置されている仏の輪に触れると極楽に行けるというシステムです。
お庭の植栽も綺麗に選定されていますね。
夕食は、博多もつ鍋 おおやま
濃厚なみそ味です。
じつはこの日、どうしても見なければ気が済まない番組がありました。
『 行列の出来る法律相談所 』
再現ドラマの撮影場所として古民家をお借り頂いたのは、今回が2度目でした。
撮影現場にも立ち会っていたので、役者の芝居の流れは事前に把握していました。だから、放送日を楽しみにしていたのです
テレビでは解りませんが、じつは早朝から雨が降っていました。
この日は庭でのシーンがメインなので、スタッフの方は、大型ブルーシートの4隅を高い位置で固定し、一切の雨の侵入を防いでいました。
その努力の甲斐が実を結んだ映像になっています。
映像では、現地の天候なんて微塵も感じませんよね。
何事もないかのように撮影は順調に進んでいました。
面白かったです
( 続く。)
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