最新の記事一覧 月別記事一覧 テーマ別記事一覧此処はまだ、最下層なんかじゃないから。骨折しました、貴方の勢いに負けて。空いっぱいの夢に手を伸ばして、それを掠めて。精神崩壊、それは極めて簡単なことでした。あぁ、貴方の声が何処までも。深く深くアタシの躯に響いていくの。浅ましいほど君に執着してる、ある意味それは熱情に近いモノで。貴方の手に触れて、貴方の声を聞いて、貴方の目を見て、貴方を全身で感じる。貴方の冷たい手が、あたしの首にそっと触れたの。あぁ、どうせ死ぬなら貴方の手で。貴方のあの言葉が、今もあたしの脳内で反響して、止むことを知らない。「愛してる」なんてただの戯言も、君が言えばどのような状況下でさえも俺は期待してしまう。あぁ、君に面と向かい出会う日を何度夢に見たことだろうか。二人で零れた星屑を拾い集めて、もう零さぬ様にと握り締める。君のその涙が地に落ちた瞬間、世界に小さな波紋と、皹を刻むの。僕は愛を叫ぶよ、君がこの胸に短剣を突き立てるその時まで。眠れぬ夜と目覚めぬ朝、終わらない偽りの世界の中で。僕は…震える声が、どうか、君には届かないで欲しいと、何度も願ってしまった。全て護りきれないなら、いっそのこと全部壊してしまうか。愛しい人の居ない世界に残されて、どうして幸せになれと言うのか。君と出会った瞬間、僕の世界が色付いていったんだ。僕と君の鬼ごっこが、呪われたアリスの夢の中で繰り広げられてるんだ。<< 前ページ次ページ >>