相手を倒す“勝ち”より、自分なりの“勝ち” ー「SPIRIT 霍元甲」 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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観る映画が、あなたの、わたしの、人生のヒントになる。
ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。

アクション映画のスゴさだけなら

特別、心惹かれるものもないのだけど。




20064月のリライト記事です)





病弱な子は

天津一の武人である父が


敵にとどめを刺さない意味が

分からなかった



母が教え諭す

言葉の意味も

わからなかった




子は、勝つことだけを求め

天津一を誇るまでに

「強く」なった。そして

・・・すべてをなくした。




とどめを

刺してしまったのだ




・・・倒した敵を尻目に

祝杯をあげ家に戻れば

老いた母とひとり娘は

すでに息絶え




怒りにまかせ 敵方へ乗り込めば

亡骸のそばで 泣き崩れる母子と

「俺がやった」

とだけ告げて 自害する息子・・・




誰よりも強くなったはずの男は

満身創痍で

天津を離れた



(写真はイメージです)




☆☆☆☆★




周りの言葉に耳も貸さず

突っ走る姿は

観ていて怖いほどで


慢心、というのはこれかと。




流れ着く山中の村で

彼の名も聞かず 訳も聞かず面倒をみる 

盲目の娘と老婆がいい



『思いきり泣けばいい

 涙が枯れたら 元気になる』


『身を清くすれば 潔く生きられるわ』


『人も(稲と)同じね。

 互いに敬えば 仲良く暮らせる』




戻ってくるよと

言い残して去った男は

上海へ向かう



史上初の異種格闘技戦は

一対四の不利な試合




弟子達の不安と

敵方の疑問をよそに

彼の表情は

誰よりも穏やかだった・・・




★★★★☆




失うまでの彼が

憎しみや勝ちたいという思いだけなのに比べて、


戻ってからの彼は

相手に負けを

「認めさせる」戦い方だ




本当に、敵は

自ら彼の手をとり

高々と上げてしまう

「参りました」ってヤツ。




相手を倒す「勝ち」ではなく

自分なりの「勝ち」方がお見事です。


そして、最後の戦いは

涙なくして観れませんT^T





お話のツッコミどころは

さておいて^_^


戦う者の念いが見えて

それが見事に変わってく様を

感じてください。






この映画は
果たしてどなたへすすめることに
なるかしら?^_^

☆☆☆☆★




 ギフトSCREENING セッション

【スケジュール】

 各日11時〜20時



2月

11(火・祝)、15(土)、16(日)、23(日)、24(月・祝)、29(土)



平日は夜19時以降のみ
フォームのQ3に、第3希望日まで記入の上、送信してください。






 ギフトSCREENING セッション

 

【形式】対面90分


【場所】都内近郊

    申込の方へお知らせします


【料金】¥12,000 ¥6,000(税込)


    お申込はこちらから




★★★★☆




SCREEN(私設)研究所

高橋 早苗



♬プロフィール

映画音楽好きな母と、TVで観たヒッチコックをきっかけに、映画の面白さに目覚める。新作よりも古い映画に興味を持ち、観た映画は1,121本。

現在は、潜在数秘術をベースに、選ぶ映画と心の関係を詠み解いている。




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「観る」ことは「決める」こと。 わたしのSCREENを選ぶこと。

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