映画「ラッキー LUCKEY」は
「老いの愉しみと 終の影踏み」
と書いたけど
観ていて 思い出した映画が。
それが「クロワッサンに朝食を Une Estonienne a Paris」
「パリのエストニア人」という原題のこの映画
昨年亡くなった ジャンヌ・モローが
気難し屋のマダムを演じています
「ラッキー」は 90歳を迎えた男の話
観ているうちに ハリー・ディーン・スタントンの映画に変わっていった
(思い入れのある方には 最初から彼の映画となるのでしょうけどね)
「クロワッサンで朝食を Une Estonienne a Paris」
は、やっぱりジャンヌ・モローの映画ですね
…俳優で映画を観ない(選ばない)
と書いたし、そうしていますが
齢80も とうに越えた演じ手に 堂々と登場されちゃぁ
こちとら 黙って拝謁するしか ございません^_^
(あらすじ)
エストニアで母を看取ったばかりのアンヌに、パリでの家政婦の仕事が舞い込む。しかし、彼女を待ち受けていたのは、高級アパルトマンに独り暮らす、毒舌で気難しい老婦人フリーダだった。フリーダはアンヌを、冷たく追い返そうとする。彼女を雇ったのは、近くでカフェを経営するステファン。フリーダは家政婦など求めてはいなかった。だが、遠い昔エストニアから出てきたフリーダは、アンヌにかつての自分を重ね、少しずつ心を開いていく。
公式サイトより
http://www.cetera.co.jp/croissant/
歳も育ちも違えど 似たところのある アンヌとフリーダ
二人が心を開いていく様は ぜひ映画を観て欲しいのですが
…スーパーで買ったクロワッサンを出したアンヌに
「プラスチックを食べろと?」と噛み付くフリーダの物言いに
ひぇ~‼︎と思いつつ笑えちゃうw(´∀`*)
私、おひとりさまとして注目したいのは。
半世紀も生きたらば
…合わない奴がいて(ハッキリしていて)当然
…好き嫌い、主義主張も あって当然^_^
(ない、という主張も もちろんアリ)
ということ。だからこそ
…歳も育ちも 境遇も越えて 心開く
歓びと愉しみがある
かつて愛した男を まだ想う女は
“招かれざる家政婦”と出会って
持ち続けた愛情を 友情と呼べるものに変えていくのだなぁ
離婚したきり 子ども以外を愛することを忘れた女は
痛いほど辛辣な老女の 奔放さを目の当たりにして
「生きる」ことの自由さを 取り戻してく
(だから、飛び出したけれど飛行機には乗らなかったのよね^_^)
「ここはあなたの家よ」と笑うフリーダの“チラ見せ”優しさと
飛び出したものの “帰りたい場所へ”帰ってきたアンヌの静かな佇まい
不自由さも 絶望も 孤独も味わった
大人にこそ 観て欲しい映画ね(´∀`*)
私、朝は
柚子入りびわ茶がぶ飲みか ロイヤルミルクティーですの♪
それも、数の仕合わせ。
★★★☆☆
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