写真よりも言葉に惹かれた人、星野道夫 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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観る映画が、あなたの、わたしの、人生のヒントになる。
ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。

先日のリブログから

つらつら思うことを。





星野道夫を初めて知ったのも

誰かの言葉からだった




彼の死を伝えるニュース

熊の写真を撮りに行った先で

熊に襲われて死んだカメラマン

その伝えかたに

ものすごく違和感を覚えたのを

覚えてる





そうして

次に彼を観たのは

亡くなった彼を追う映画「地球交響曲第三番」だった







星野道夫という人は

写真家として知られているけれど

この映画のおかげで私は

彼の写真よりも

彼の言葉に

より多く反応してきた





そのファインダーを覗き続けた眼が

捉えたアラスカを

言葉でもって知らせてくれる

その彼の言葉にね




ネット上に

たくさんの情報が転がってることは

知ってる

それらすべてが

見た人の聞いた人の語る人の

フィルターを通しているってことも


そう書いている私だって

フィルターかけて彼を観ているってことも




ただもう

私はもう

“ミチオ”のことを

悲しさや寂しさでもって

受け止めたくないんだな。




だから

いまこのタイミングで

また彼の言葉に出くわしてるんだ。






彼が

森の生き物の中で一番

熊に惹かれていたこと


熊が人を襲うニュースに触れて

どこかホッとするというその感覚



彼がクリンギット・インディアンの長老から

熊と人間の間の子を差す

「カーツ」という名を授かり



その名の通りに

死んで熊になったのは

私には

仕合わせてるとしか思えない




他の誰かから見たら

“熊に襲われて死んだカメラマン”

だとしてもね。



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さて、いま一度

彼の言葉を

存分に浴びてこようっと^_^





それも、数の仕合わせ。


★★★☆☆



《かずの葉の庭》主宰

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