地球交響曲 ガイアシンフォニー第七番上映会 高野孝子さん講演会 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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観る映画が、あなたの、わたしの、人生のヒントになる。
ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。




今年7月のロードショーからずっと気になっていたのはほかでもない
全ての生命が
潔く健やかに
生き続けるために

という一文。



ここ数年来
気になっていた
若さをことさらに良しとする
風潮に対する反発心だったり

仕事に追いまくられて
コンビニごはんしか食べてない→体調崩す
それって違うでしょーという反省だったり
(オーガニックに傾いたのは、
身体に良いもの、だけじゃなく
SLOW…身体に合う暮らしも欲しかったんだろうと思う。
未だバランス取れずにいるけど)


そういう疑問やら不安やらに
全ての生命が
潔く健やかに
生き続けるために


…たった一文で答えをもらったような気がして。
(正確に言うと、答えはここだよ、と教えられたような)


だから
地元での上映会情報が私にとって遅すぎ
行けないとわかった時に
今回の上映会に飛びついちゃったのよねぇ。



人力と犬ぞりによる北極海横断の旅の間
一度は捨てようという意見さえ上がった
重い機材を運び続け
日本の子どもたちと交信を続けた
高野孝子さん。



瀕死の重傷を経て
「ツール・ド・フランス」二度の覇者となった
グレッグ・レモン

死ぬかもしれない
という状況を乗り越えてきた人の言葉は強い。
息子と行く紀伊半島自転車の旅
ものすごく楽しそう。
そんな彼の体は
まだ鉛の弾を体内に3つ、抱えたままだという。
まさに共生、だろうか。


「総合医療」の世界的第一人者アンドルー・ワイル
・・・ハンバーガーの嫌いなアメリカ人は「BANANA FISH」で既に知っていますが(笑)
アメリカン・ブレックファーストの嫌いなアメリカ人もいたのか。
日本の和食朝ごはんに「これだ」と思えるなんて素敵。
そのお顔から「たくあん」て言葉が出てくるのも素敵。


しかし、ここでブリティッシュ・コロンビアが出てくるとは!
思わず泣きそうになった。
あぁ第三番。どうしてもそこにつながるの?
グラスファイバーのカヤックの足跡(水跡?)まで捜してしまうじゃない。



月を向こうに回した地球のあの映像、
観てるとじわっとくる。
答えなんて、全部でひとつ
とでもいいたげな。
YesもNoも
すべて内包したひとつの球。


終演後の高野さんの講演は
ご本人も触れていたように
あらためて、腑に落ちて、思い直して。
お米の強さ、きっと私は食べた事もない味なんだろうなぁ。
(火を知らないこどもの話はちょっとショック!)


もうそろそろ、と時計を気にしはじめた頃に
なんと龍村監督登場!
サプライズに拍手。
・・・なんでも、子どもを連れて行ったプラネタリウムが満席で
こちらを思い出したそうで・・・
なんだからしいな。と笑ってしまう。


監督も触れていたけど、
自分の身体は自分でメンテナンスすること
・・・自然治癒力なんて言うと
ものすごい事でこの身に関係ない事のようにも思えるけど


自分の身体に本当に必要なものを
選びとる感覚とか
身体の変化を感じ取る能力とか
実はごく普通で
あたり前の事のような気がする。


全ての生命が
潔く健やかに
生き続けるために



“健やかに生き続けるために”
なら科学医療だけでも良さげじゃない?
「潔く健やかに」
というところに一番反応してたんだな。




NPO法人 子ども未来研究所