好きになっても無駄ー「グラン・ブルー デジタル・レストア・バージョンLe Grand Bleu」 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。

難破船に閉じ込められた ダイバーを助け
1万ドルをせしめたエンゾ
金の使い道を聞く 弟に
幼なじみを探せ と命じる



保険調査員のジョアンナ
出張先は南米ペルー
アンデス山脈の湖へ沈んだ
トラックと運転手は見つからず

代わりに その凍てついた湖へ潜るダイバーと 出会う

ジャック・マイヨール

という名前と
イルカの置物を残して
彼は去った



☆☆☆☆★



アタシの中では
「グラン・ブルー」の名前をあっちこっちで聞いてた時にはハマらず
ジャック・マイヨールすら
「地球交響曲」以降なわけで・・・



初めて観たのはいつだったっけ。
たしか公開よりずっと後。
そうだ、観た時には
ジャック・マイヨールと結び付かなかったんだっけ。



だから完全版とか言われても、違いが分からず
ただ初めての時は なんだかスッキリしなかったことだけ覚えてる。



★★★★☆



ギリシャの海で育ったジャックと 幼なじみのエンゾ
二人は再会し
フリーダイビングの大会で競うことになる
一方ジョアンナは彼が大会に出ることを知り
仕事と偽り シチリアへ向かう



☆☆☆☆★



・・・その、スッキリしなかった時にはわからなかった
 彼女の可愛らしさと
 彼の無垢
 海の青さと
 深海の暗さ



潜るってどんな感じ?
と問われ

『水を滑る感じだ』

と答える彼は
本当に魚みたいだ。




エンゾが ジョアンナに

『ジャックを好きになっても無駄だ』

と諭したのは ある意味真実で



彼女は
彼に近づけば近づくほど
苛立ちを隠せなくなる



★★★★☆


・・・スッキリしないトコは同じか。
どうしても彼女目線で観てしまうのは
私サカナでもイルカでもないもので(笑)
海に親しんでもいないからかなぁ



彼が
彼女の方を向いている時って
あった?



覚えている限り
彼が
彼女の名前を呼ぶシーンがない
それが、すごく象徴的に見えてしまう




それと、深海のシーンは
音楽なしがよかったな。




「地球交響曲第二番」で
ジャック・マイヨールから
深海で聞こえる音を教えてもらった身にとっては
BGMはいらないよ。



☆☆☆☆★



100メートルを越える記録を打ち立てるジャック
人間の限界を越えた行為に
大会は中止されるが

エンゾは振り切り 深海へ挑む
後を追ったジャックが見たものは・・・









★ 好きなシーン


★ ギリシャの海、いつもの場所
  初めて?イルカと出会った時の驚きよう


★ 海の幸のパスタ
  全くもって
 美味しくなさそうな食べ方に見えますけどね(笑)

★ プールの底のシャンパン
  ・・・飲んでるの?
 ホントに飲めるの?


★ 女を連れ出すのに担架はいらない


★ 人魚に会う方法知ってる?


★ 「go and see my love」
 …何年か後にもう一度観たら。
 どんな風に感じるのかな^_^