【8月11日福島県浪江町へ】 2011年3月11日に起こった地震の津波により、福島第一原発はすべての電源を失い、冷却機能が働かなくなりました。 そのため、放射性物質を含んだ水素爆発が起こり、広い範囲の近隣の住民に避難指示が出ました。 東京電力廃炉資料館には、その経緯を映像、資料により細かく説明されています。 当時、動物の保護活動をしようと思っていた私は、たくさんの動物が置き去りになっていることをネットなどで知りました。 とくに馬をペットとして数頭飼っていた方の馬たちの保護のために福島に行くことにしました。 放射性物質のことを調べ、使い捨てのレインコート、マスク、ゴーグル、などを準備していましたが、とにかくガソリンが手に入りません。 やっとガソリンを入れて、4月某日の夜中に、車に現地の保護団体さんに渡す犬小屋、猫ケージ、餌、犬のケージ、馬用ホルターなどを積み込んで出かけ、朝になるまで車で仮眠し、まず保護団体さんのところに寄って、いろいろ渡し、その後、馬のいるところに行きました。 馬たちは、近くのポニーセンターへの移動の手はずを被災馬協会さんが行なってくださり、飼い主さんと相談をしました。 一晩、着の身着のままで休んで翌朝、帰途に…。 馬小屋に保護されていた犬1頭と、保護団体さんにいる犬を1頭預かって帰る予定でしたが、なんと途中で道ばたにいる犬を見つけてしまい、それ以上積めなくなって、保護団体さんにお詫びを入れて戻りました。 畑には飼い主さんが避難する時に放した豚が走り回っていました。 青々とした牧草地、新築の家、美しい場所でした。 道路も原発の恩恵でとてもきれいです。 牛を飼っていて、避難された方は家もほぼそのまま残していて、いっそ津波で流された方が諦めがついた、と言ってたと聞きました。 当時は、東電がとにかく悪者になっていて、私も良い印象は無かったです。 その後も、原発をどうにかしないとという思いでしたが、だんだん原発のことを言うのがよくない雰囲気になって行った感があり、いつか諦めてしまっていました。 今回、わもん財団が福島で活動をするとのことで、参加させていただき、いつかまた来ようと思っていたことが叶いました。 ただ、渋滞予測を誤ってしまい、午前中の活動には間に合わず、残念でした。 午後に行った廃炉資料館は、とてもわかりやすく説明されています。 まず知ることが大切だと感じました。 また、福島の食べ物はすべて検査されていますので、安心して食べてください。 また、機会があったら福島にお越しください! わもんの方がお一人、関西からこの理念に賛同されて移住して活動しています。 最後に、この方の知り合いで、2年前に開業されたステキなカフェで懇談してから帰りました。 「私たちは福島を忘れない」 わもん財団 やぶちゃんこと薮原秀樹さんより #福島 #東京電力廃炉資料館 #浪江町

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