ミクストメディア
最近、よくこの言葉を耳にすると思いますが、かくいう私も「ミクストメディアなATC」などと、かってに組み合わせて使っています。

ちょうど、ミクストメディアの定義ってなに?と、大杉先生とも話したり、今度、名古屋でもアートジャーナル作りをメデイウムを使って行いますので、いちおう解説?(笑)を試みます。

そもそもミクストメディアとはなんぞや?
英語で書くと「Mixed Media」なのですが、簡単に言うと「異素材を組み合わせること」、またはその作品、ですかね~。

もともとは、アートの分野で、1912年頃パピエコレという技法(紙片=新聞紙・雑誌などの印刷物=文字や写真、壁紙、色や模様のついた紙=商品のパッケージの一部など、木片、薄い樹脂類=フィルムなど、を台紙=カンバスなどを含む、に貼り付ける、ピンで留めるなどして作成された、コラージュのことおよびその技法)で、キュビズムのアーティスト達が行ったのが始まりらしいですが、私がネットで調べたので実際正しいのかどうかは・・・・?です。あしからず・・・。(
Weblio辞書より

ミクストメディアの良く使われるタイプは?
彫刻、コラージュ、ATC、グリーティングカード、アルタードブックによく用いられ、最近では、アートジャーナル、スクラップブッキングなどにも多くなってます。

使う素材は?
紙はもちろんですが、特に辞書の紙、包装紙、古切手、古い広告、レースペーパー、古新聞、写真など、他に布のレース、小裂れ、ビーズ、リボン、粘土、ワイヤー、金網などなど。(人がゴミと呼ぶようなものまで)
それらを紙を始め、キャンバス、布、板などに張り付けたりして使い、画材は、絵の具、インク、マーカー、鉛筆など、ほとんどすべてのものが使えるとあります。
大事なのは糊、ですかね。(笑)

道具は、ハサミ、カッター、スタンプ、筆、スキージ、波形を作るもの、エアキャップ、網、ステンシル、マスク、麻布、スプレーするものなどなど、こちらもまあなんでもOKです。(笑)


クラフト界で人気に…
とくに最近のクラフト界では、Rangerなどのメーカーが、さかんにこの手法で、スクラップブッキング作品や、タグ、カード、アートジャーナルなどを作ることを提唱し、アクリル系のメデイウム、ミストインクなどを勧めていますね。

早い話がいろんな素材を作品に使うことなのですが、ほとんど必ず使うのがアクリル系のメディウムです。
なので、メディウムを使うとミクストメディアだと表現されてることもあるようです。

メディウム(アクリル)
メディウムは、リキテックスが有名で種類も多く、私もほぼ全種使ってみて、いろいろなテクスチャーになるのが面白くてハマリました。
他にホルベインなどもあり、量が多くてお安いです。(種類は少なめ)

とにかくミクストメディアの作品(アートジャーナルなど)を初めて見た時、なんておもしろそうなんだ!これやりたーい、と思ったのが最初なのですが、もしかしたらやりたい人がいるかもしれないと思ってクラスをやることにしたのです。

例えばメディウムの種類を体験する「テクスチャーいろいろ&ボックス製作」というクラスを最初に行いましたが、チップボードのタイルに塗って、いろんなメディウムを体験して頂きました。

ミクストメディア2月MP

そのときの試作のチップボードタイルがこちらです。「メディウムを使った試作

次に応用編として「メディウムで作るミクストメディアなATC」を行い、そして大きい作品にも挑戦ということで「スタンプで作るミクストメディアなアートジャーナル
というクラスを順に行いました。(アートジャーナル=アートな絵日記)

生徒さんの作品

アートジャーナルのサンプル

このアートジャーナルは、スタンプ、メディウム、いろいろな画材はツールを使って、とにかく作ってみるということで行いました。
私的にはおもしろかったです。

タイル作りみたいな実験室的なことも、かなーり好きですね。(笑)

ということでなんとなく私の中では、こんな感じがミクストメディアかなーと思っています。

他には、こんなものも作りました。箱のデコレーションなのですが、これってミクストメディアで良いのかしら?(笑)

BOX

少しは参考になりましたでしょうか?
とにかくミクストメディアのテクニックは無限~なので、まだの方は、ぜひチャレンジしてみてくださいませ。



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