9月1日はパラレルサポート、26歳の誕生日!
ここまで続けてこれたのは利用者、ヘルパー、賛助会員、事務所のスタッフの皆様のお陰です。台風一過の青空を見上げて、皆様に感謝の1日。
25年を振り返り、障がい者を取り巻く環境は良くなっているのだろうか?と考える。街にはエレベーターが設置され、バスや電車は車椅子で乗車できるようバリアフリー化が進み、すんなり駅員に介助してもらえるようになった。大手企業を中心に障がい者雇用が増えた。24時間TVでは能登の復興支援と一緒に障がい者支援の募金が呼びかけられていた。  
 一方、8月28日の神戸新聞には着床前診断58件承認」の記事。重い遺伝性の病気が子供に伝わらないよう体外受精した受精卵の遺伝子を調べる着床前診断を58件承認したという。産婦人科学会は従来成人までに亡くなったり日常生活を著しく損なったりする可能性がある重い遺伝性の病気に限定して認めてきたが、18年に生命に関わることは少ない網膜芽細胞腫にも対象を拡大した。「制度の運用が優生思想に根差していないか?を担保するには第三者が検証する仕組みが必要ではないか?当事者の気持ちに寄り添い、今生きている人の尊厳を守る運用になっているか?問い直すべきだ」という北里大学の斎藤先生の意見に、私は賛同する。微力ながら、障がい者と共に考え、行動したいと思いました。