おとぎ話のハッピーエンドのその後は・・・
ディズニーの新作は、28年前にブロードウェイで上演されたミュージカルを映画化した作品。
私は日本でも舞台上演したことを知らなかった。
これは大人向けのディズニーだ。
こころ温まるハッピーエンドの童話の世界が、もろくも崩れ去ってしまうのです。
小さいお子さんは楽しめません。せめて小学生以上対象かな。
人生の教訓が多くメッセージ性も強い。
それに主人公たちが悩んだり苦労している姿は、普通の人と同じなんだと実感させられるのです。
シンデレラは苦労を重ねて夢にまでに見た舞踏会で王子様と出会うけど、恋の駆け引きはリアルだし、その王子様はおバカキャラです。
ジャックも赤ずきんもラプンツェルもみんなみんな、自分の願いを叶えたいがために、必死になるけど、自分だけが幸せになればいいの??と別の角度から考えさせられるのです。
そういえば、本当のグリム童話はかなり怖いですよね。
日本の昔話だって、教訓が多い。
子供に話して聞かせるお話には、人間のダークな部分がしっかり入っていて、こんなことをしたらいけないんだ、と伝えるものだったのですね。
それぞれのキャラクターを演じる俳優さんたちもとても魅力的。歌もステキ。
オオカミ役のジョニーデップもちょこっとしか出てないけど、いいですよ。
それに魔女役のメリルストリープ、歌もうまいし来日インタビューで見たけど、人柄良好だし完璧よね。
ジャック役の子役の男の子、レミゼラブルでも出演してたけど、可愛いし歌が上手だし、昔オリバーっていう映画に出てた、ジャックワイルドを彷彿させるな~と勝手に思いました。