ディズニーアニメーションの中でも、眠りの森の美女のお話は特に思い入れが強いのです。

娘が小さいときに繰り返し何度も観て、情景やセリフも暗記してるほどでした。

母娘のバイブルみたいなもので、この映画も楽しみにしてました。

魔女のマレフィセントは悲哀に満ちた魅力的なキャラクターで、悪人だけど好きでした。

演じたアンジェリーナジョリーは正に適役で、彼女だからこそ表現できたのだと思います。

でもでも、アニメのストーリーや展開を愛する私にとっては、映画の解釈はショック以上の何物でもありませんでした。

ウサギも小鳥もリスもふくろうも出てこない。オーロラが歌わない。フィリップ王子は英雄じゃないし
・・・悲しくて、娘は泣いたそうです。

そして、改めてこの映画は、マレフィセントのストーリーなんだわ、と思い直しました。
慈愛に満ちて人間的な感情に支配される普通の女性だった。
それもまた魅力的ではあるのでしょう。