私は睡眠障害があって、2-3時間毎に毎晩起きてしまうのですが、昨晩は更に酷く全く眠ることが出来ませんでした。

というのも今日はオンコロジスト(腫瘍専門医)とのアポイントメントが8時にあって不安と恐怖で起き続けていました。余命を宣告されることがとても怖かったのです。

夫も同じで眠ることが出来なかったようです。

眠れないと携帯で余計な情報を検索してしまうので、状況を悪化させてしまうだけです。

 

私はクリスチャンとして新しい道を歩み始めて結構長い年月がたちます。

ところが今まで何かあっても祈ることよりもこの世が与える情報や人の意見や助けを求めることを優先させてきました。恐らく全知全能の神様を過小評価していたのだと思います。

今与えられている試練はそのような方法では全く解決の兆しが見えません。

それどころか問題を悪化させ不安と恐れに支配されてしまいます。

 

昨晩は本当に苦しくて平安を与えて眠れるようにしてくださいと、からし種の信仰を持った私は祈りました。

長い時間ではありませんでしたが夫も私も同じ時間に眠りに落ち入ることが出来ました。

再び起きるとすぐに不安が襲ってきます。

朝のオンコロジストとのアポイントメントも平安で満たされますようにと祈り続けていました。

 

今朝のアポイントメントはニュージーランド人の日本語が話せる友人も同席してくれました。彼と彼の奥さんは敬虔なクリスチャンでいつも私たちのことを祈りに覚えてくださるとても力強く、愛に満ち溢れた夫婦です。

結果、オンコロジストとの話し合いは平安に満たされ、末期がんであるのにも関わらず希望を与えられたものとなりました。

 

もしかしたら、小さなことのように思われるかもしれませんが、私は祈りに主が答えてくださった結果、とても不思議な温かくて柔らかい平安で、この世が与える平安とは全く異なる本物の平安をいただきました。主が生きて働いておられるということを体験しました。

 

現実は、夫の末期がんは変わることなくあり続けます。

けれども、大胆に図々しく主の御前に出て祈り続けることが出来るのは大きな恵みです。