若い頃はお花が綺麗とかたまにアレンジしてみるとかお花好きではあったのですが、歳を重ねて気が付けばいつもお花を追いかけています。
打ち込める趣味にも出会い講師となり、講師を辞めたあともやはりお花に関する仕事をさせていただいています。
いつからこんなにお花が好きになったんだっけ?と少し記憶を遡ってみました。
実家はかなり広めの庭があり、母がたくさんのお花を育てていました。母は緑の手です。枯れかけたお花は母の手にかかると息を吹き返し、そして間違いなく母の愛情は、私達兄弟よりお花に注がれていました(笑)大阪市内ながら緑の多い環境で育ちました。
そして保育士時代の私。いろんな悩みを抱えていて行き詰まっている頃、14歳違いの兄から連絡がありました。北新地で食事。気分転換させる為に誘ってくれたんだと思います。
角っこにひときわ明るいショーウィンドウ。何屋さん?と吸い込まれる様にウインドウの前へ。見たこともない様な素敵なお花がたくさんあるお花屋さんでした。
北新地のお店にいれるお花なので一輪一輪が造花??と思うほど美しく、あまりの美しさに暫く動けませんでした。
生きている力強さと数日で枯れてしまう儚さと、でも人を一瞬にして魅了してしまう美しさ。お花っていいなとその時強く思いました。原点はきっとその時です。
紆余曲折ありながら自分自身が30台前半から、まさかお花の仕事をするとは思ってもみませんでした。
斬新さなし、きらりと光る個性なし(笑)ないないずくめの私に力をくれます。お花に触れている時が一番心をフラットにできます。
もうひとつ大きな理由がありますが、それは内緒。お花を通じてたくさんの方とも出会う事ができました。私がボロボロの時にいつもお花が私を救ってくれました。あれも知りたいこれも知りたい、まだまだ修行が続きます。お腹いっぱいになるまでお花を追い続けたいと思います