パレード八王子は、小規模多機能型居宅介護と呼ばれる介護事業所です。

漢字ばかりが、10文字も並美、普通の人なら「なんじゃこりゃ?」ということになります。

介護サービスは、大きく分けて施設系のサービスと居宅型のサービスがあります。施設系のサービスですぐに思い浮かぶのが、特別養護老人ホーム、いわゆる特養です。自宅で過ごすことが難しいお年寄りをこの施設でお世話するわけです。もう一つの居宅系のサービスで最も有名なのがデイサービスです。日中のみ、介護が必要な方をお迎えし、入浴介助を行ったり、リハビリを行ったりします。居宅系のサービスには、その他にも短期間の泊まりを行う、ショートステイもあります。さらに、訪問介護もあります。介護事業所から、利用者のお宅に伺い、家事や買い物のお手伝いなどを行います。

小規模多機能型居宅介護は、このデイサービスとショートステイ、訪問介護の3つを同時にサービスする事業所なのです。

だから、使い方も人それぞれ、利用者とそのご家族との話し合いの中から、もっとも相応しいサービスを提供します。

 

例えば、足腰は弱っていても、すみ慣れた自宅での一人暮らしを続けたいという方がいます。

同じ市内には、息子さんが住んでいますが、訪問可能なのは週末のみ。自力で歩けるには、歩けるのですが、いつ転んで大怪我を知るか心配です。そういう利用者さんには、どんなサービスが最適なのだろう? と考えて導き出したのが、毎日2回の訪問で昼、夜のお弁当を届けながら、ゴミ出しや洗濯などをお手伝いしながら、週3回の通い(デイサービス)利用で、入浴や脳トレレクなどを楽しんでもらうことです。自由な生活を維持したまま、訪問で日々の生活を見守り、通いで他の利用者さんとの会話や運動に参加することができました。

 

その他の事例については、また後日。