桃の蜂蜜漬け  第5話「この企画、前回で終わったんじゃ!?」「残念だったなあ、延長だよ」 | Papytat~東京農工大学生協読書部~

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前回までのあらすじ

2ヶ月の熟成期間を経て完成した桃の蜂蜜漬け。
早速試食してみるが部員たちからの評価は微妙。
言い逃れをしようとした作者は関羽に捕えられる。

―そして蜂蜜漬けはかわいそうに冷蔵庫の肥やしとなってしまった。

とでも思っているのか。

そのまま食べるのがダメならケーキにすればいいじゃない。

わーい超ゴーマン、やっぱりあんちゃんだー。

一度作った以上、最後までおいしく食べさせてみせましょう(キリッ

はい本題。

桃の蜂蜜漬けはパウンドケーキに入れてみます。
独特な匂いのある蜂蜜液も粉の中に入ってしまえば穏やかな風味になります。
アーモンドも火が通ることで一層香ばしくなります。
固い桃も細切れにしてしまえば気になりません。

細切れにしたら原型をとどめてないじゃないかといわれそうだけど。
細かいことはいいのだ。
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作り方なんですけどフツーのパウンドケーキです。
相原一吉「お菓子作りのなぜ?がわかる本」p.54"ドライフルーツ入りバターケーキ"の作り方をある程度改変しています。

お菓子作りのなぜ?がわかる本/相原 一吉

¥1,680
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この本は写真も豊富だし、レシピ以外の解説やアドバイスが充実しています。
例えば「フルーツケーキは汁気が多くなりがちだがアーモンドパウダーを加えれば汁気を吸われ香ばしく軽く仕上げることができる」とか。
値段はちと張りますが、スポンジケーキ、ロールケーキ、パウンドケーキ、タルト、パイ、シュークリームをひと通り押さえておりますので一冊持ってて損はないかと。


材料
バター 150g
塩    小1
粉糖  70g
卵黄  L3個分
アーモンドパウダー(プードル) 60g
ラム酒 大さじ1.5
桃の蜂蜜漬けの蜂蜜液 大さじ1.5

(メレンゲ)
卵白 L3個分
粉糖 70g

薄力粉 150g

そしてお待ちかね
桃の蜂蜜漬け 200g (量を測った後水気を絞ると良い。絞った液は上の蜂蜜液と合わせておく)
 
またやる前の準備として

バターを室温に戻し柔らかくしておくこと。
型にバターを塗るか、オーブンシートを敷くこと。
粉類を奮っておくこと。

ゆめゆめ忘れぬ事だのう?


手順です。

室温に戻り柔らかくなったバターに塩をクリーム状にかきたて、少しずつ粉糖を加える。
粉糖を加え終えたら卵黄を少しずつ混ぜる。
アーモンドパウダーを加え、さらにラム酒、そして蜂蜜液を加える。


次にメレンゲを作る。

メレンゲの1/3量を加える。
半量の小麦粉を加える。

ここで桃の蜂蜜漬け投入だ。

再びメレンゲを1/3量加える。
小麦粉残り半量加える。

最後にへらに持ち替えて、残りの1/3量のメレンゲを加える。

型に入れて表面中央部をへこませ、さらに霧吹きで湿らせます。
(なお型は長さ21cm位のパウンドケーキ型を使っている)

焼成は170℃60分下段でいいと思う。これはオーブンによって変わるので。

出来上がりはこんな感じ。断面図はない。

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早速試食です、部員の皆に食べてもらいました。

結果は……?

概ね好評でした。


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↑部員の反応


蜂蜜の味が粉類と合わさることでうまく緩和されたようです。


というわけで仮想グルメ具現化企画第1回桃の蜂蜜漬け

これにて完結!

去年の9月ころ作り、12月23日に第1回目の記事掲載、そして今年の5月完結。
実に8ヶ月に渡りダラダラ書き続けてしまいました。(次からは2回ぐらいで完結する企画やろう)

ここまで読み続けてくださった皆さん、ありがとうございました。



以上、なちゆりでした。