おくるほどでもない日常 | Papytat~東京農工大学生協読書部~

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「シャーロックホームズ傑作選」を表紙買いしてしまったナカムラです。
(「ひょうしがい」で変換すると、「表紙害」が最初に来た。まあ、わからんでもない。)

集英社が出してる、ジャンプの漫画家が表紙イラストを描いてるシリーズ。
ホームズの担当は、D.gray-manの星野桂でした。

うん、イメージ通り。いい仕事してますな。

目つきも態度も顔色も悪いヤク中の変人。

ホームズはこうでなくちゃ。



ジャンルや作者を知るきっかけは色々あると思います。その点考えて、表紙買いはとてもいいと思う。
高城高も、ティプトリーも、最初に買った本は表紙買いだったなあ。

以前生協でやった「表紙買い」フェアも、割と売れ行き良かったし。またやりたいかな。



そんなわけで、(←若干間違った接続)
今日の午前中はホームズやら漫画やらを読んで過ごしてたわけです。
で、気になったのが竹田昼という人の「ヒャッケンマワリ」という漫画。
「楽園」という雑誌(年三回発行。やってくれるな白泉社)で連載されてるのですが、
周囲が「オール恋愛漫画」(←雑誌のテーマ)の中、なぜか内田百閒なる明治時代の物書きのお話を、地味ーな絵で描いてらっしゃる。しかも面白い。

師匠たる夏目漱石との関係、馴染みの琴の先生や芥川龍之介など愉快な仲間たち、鉄道関連の逸話などなど。なんで、この雑誌で書いてるのかさっぱり判らない点も含めて、とても愉快。

これは、と思ったので、午後は光化学スモッグの中を近所の図書館へ。内田百閒の日記ものを二冊ほど借りました。

涼しくなりかけた公園のベンチで、百閒さんの日々の悶々やつぶやき、時には罵詈雑言をつらつら読んでいると、笑いがくつくつと胸らへんから湧いてくるような、なんとも幸せな気分になります。


そんな感じで、ナカムラは七月最後の貴重な日曜をでろでろ過ごしましたとさ。
みなさんも、本との出会いを大切に!!(←無理矢理まとめた)