来月のコミック | Papytat~東京農工大学生協読書部~

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「エェェイメェェン!!」
(↑あいさつ)

どうも、「彷徨幻覚」です。「癒されBar若本」を聞いて、うはうは中。

Papytatでは、書店で注文するコミックの推薦もやっています。
推薦は各自が提出するので、お互いが何を推したのかわからない。
それでは少々もったいないので、とりあえず私が推薦したマンガをいくつか紹介しようかと。


その1
「自殺島」←いきなりそれか。

「死にたい人は勝手に死ねば。放っとこうよ」
というのは、存外に一般的な意見のようですね。ブログとかついったーとかみるに。

そんな国民の意見に後押しされ、
自殺未遂者を全部集めて孤島に隔離しました、というのが、
この作品。

この手のサバイバルものは、一種ゲーム的な要素が挿入される場合が多いですが、
「自殺島」には、そんな救いはありません。
なにしろ、島に送られてくるのは、既に「ゲームオーバー」な方々。
生き残ったところで、大金がもらえるわけでも、以前の生活に戻れるわけでもない。
昼は食糧確保に追われ、夜は孤独に耐える日々。
そのなかで、いかに「生きる道」「生きる理由」を見つけるのか。

ナカムラの大好きな作品の一つ、「低俗霊Daydream」は、
自殺を「救おうとする側」から描いた作品でしたが、
「自殺島」は「自殺する側」からアプローチしてます。
内容が内容だけに、途中で作品自体が自重で崩壊してしまう場合もある、このジャンル。
「ホーリーランド」を描ききった作者が、いかに新しい視点を提示して、
道を切り開いてくれるのか、楽しみ楽しみ。

ロビンソンクルーソーの頃からですが、
こういうリアルサバイバルものには、やっぱわくわくするなあ。
少々不謹慎だけど。
6月には三巻が発売されます。

「低俗霊Daydream」は「アンネ フリークス」と並ぶ、知られざる角川コミックスの傑作なので、
ぜひ一読を。暗いけど。けけけ。


つづく。