パピヨンラジオには、とても愛しい姪がいます。
5歳になったばかり。

もう愛しくて、愛しくて。
理由がなくても、可愛い、ともかく可愛いのですが
いつも新鮮なのは…
5歳なのに、おもてなし精神が、彼女にはあるのです。

姪のメイちゃんの家の近くには
大きなショッピングセンターがあります。

わたしがいる時だけのお約束
それは、そのショッピングセンターのゲームができること。
普段の日常の中ではキリがありませんから
おばの私が現れた時だけ
ゲームセンターにいけるというルール。

今回の連休も、ゲームに向かってまっしぐら
と思いきや
「あのね、先に教えたいお店があるの」
おしゃまな提案にのり
案内されたお店は、ラッシュという石けんのお店。
うっかり食べたくなりそうなプリンのようなもの
お菓子、お花、イメージがわく石けんが、満載な店です。

メイちゃんは、ここに入りたかったのだなぁと
大人感覚でいたのです。

店の奥に入って、クンクンと全部の石けんの香りをかいで
「これ好き」と私に言ったので

「そうなの、これいくらですか?」と私はお店の人に尋ねて
買おうとすると
700円とのこと

するとメイちゃんの顔が曇って
要らないというのです。

遠慮?かなと思って
大丈夫よといい買い求めて、ハーイと渡すと
50パーセントの笑顔でありがとうというのでした。

それで
1日の終わりに、ママちゃんの通訳を挟んで
わかったことは

メイちゃんが、クンクンいっぱい香りを嗅いでいたのは、
私のためにどれがいいかな?と選んでいたこと
「これ好き」
と自分のことを言ったのではなく
「これ好き?」
と聞いてくれているつもりだったこと。

それで、買って私に渡すつもりだったけれど
実際は想像以上に、とても、高かった事で
びっくりしていたこと。

わずかな時間で精一杯、小さな子が
ココロいっぱい、愛情いっぱい
頭を働かせてくれていたその気持ち

愛しいと思う事は
純粋な誰かの気持ちによって
ありがたく生まれてくる
純粋なものなんですね。