今日、居間をお掃除していたら一本のシャープペンシルが落ちていた。
捨てるマシーンと化していたわたしは燃えないごみへ放り込もうとしてふと気がついた。
それは小学生の時に好きだった男の子とお揃いだった思い出の品であった。
同じ班で作業すると必ず「これはどっちのだっけ?」ってやり取りがあって、そのたびに消しゴムの使用度で区別していた。
他のシャーペンももちろん持っていたけれど、そのやり取りがしたくて彼が近くにいるときはずっとそのシャーペンを使ってた。
「何で同じなのー!」って笑って、「このシャーペン使いやすいよね~」って盛り上がってた。
別に普通のシャーペンなんだけどね。でも特別だった。
なんか不意に思い出しちゃったわ。
とりあえず、ペン立てに入れておく。