こんにちは!
練馬区でリトミック教室を開講している小出智美です!
さて、先日の体験レッスンで、「リトミックってよくわからないで来ました・・・」という方がいらっしゃいました。
「リトミック」って聞いたことはあるけれど、実際にどんなものなの?
という方のために、ババーン!!!と、ここで、説明いたします!
♪リトミックってなぁに?♪
一言では、言い表せないほど、奥深いものなのですが、あえて一言でいうと・・・
即興的に演奏された音楽に合わせて、身体を動かす音楽教育です。
また、そういった経験は、幼児期に様々な影響を与え、豊かな心が育まれます!!
って、一言ではないですね・・・。汗
まず、音楽教育として言えること。
リトミックとは、スイスのエミール・ジャックダルクローズが、音楽学校の学生たちのために考案した音楽教育法です。
しかし、日本ではこの「リトミック」という言葉が一人歩きをしています。
音楽に合わせて体を動かす活動に対して、安易に「リトミック」と名付けられることが多く、たぶん、世の中の多くの方は、「リトミック」の真の意味をご存じなく用いていたり、体験していたり、はたまた、指導されていらっしゃいます。
ただ、専門家から見て、たとえ、「リトミック」とは言えないような活動であっても、親御さまやお子さまが、楽しい空間を共有する!目的として果たしていて、そのレッスンが親御さまの求めている時間なのであれば、一概に、良い教育、悪い教育とは言い切れません。
本当のリトミックだけれども、お母さまが求めているレッスンとは違う場合もありますし、明らかにリトミックとはいえないレッスンだけれども、そのレッスンが楽しくて仕方のない場合もあります。
さて、では音楽教育面からみる「リトミック」とはどんな教育法でしょう。
①音楽のあらゆる情報を筋肉に記憶させます。
二分音符の長さってどのくらい?八分音符は?
クレッシェンドって何?
フォルテって何?
4分の2拍子と8分の6拍子の違いは?
アクセントってどうするの?
フレーズは?
音楽の呼吸は?
こういったあらゆる音楽の要素をまずは身体で体感していく!のがリトミックです。
これは、小さなお子さまに限らず!です。
ダルクローズは、まずは動いて音楽全てを身体で感じろ!
と、音楽学校の生徒たちに指導し、感じたものを楽器であったり、歌であったり、表現に生かしていく!という音楽教育法を編み出しました。
ですから、「リトミック」は、本来、幼児に向けた音楽教育法というわけではないのです。笑
大人の音楽教育のために考案されたのです。
現在でも、音楽大学の中で、「リトミック専攻コース」と呼ばれ、リトミックを専門に学ぶコースがありますし、大人を対象とした教室、高校生クラス、中学生クラス、小学生クラスもあり、リトミックが幼児を対象とした教育ではないことが分かります。
しかしながら、なぜ、幼児向けの教室が増えたのでしょう。
それは、音楽教室の生徒たちの低年齢化が進み、まだ理論で理解できない年齢の子どもたちに音楽を教えるためには、身体を動かして音楽を学んでいく!という方法が、ピッタリ合ったからということが言えると思います。
このようにして、リトミックは、音楽教育であるので、小さなお子様向けのレッスンでも、一つ一つの活動に、必ず「活動のねらい」があります。
そして、その「活動のねらい」は、必ず後々、音楽的な理論に結び付けるための糸口となっています。
ただその場限りに、「楽しいかった!」だけのレッスンではありません。
リトミックを学んでいる講師は、お子さまたちに楽しく!身体で感覚的に音楽を身に着けたあと、幼稚園、小学生以降のクラスで、少しずつ理論に繋げていくことができます。
「ただ楽しいだけの音楽遊び」と「リトミック」の違いは、このような点で、見極めていくと良いかもしれません。
さて、では幼児教育面からみる「リトミック」とはどんな教育法でしょう。
凶悪犯罪が増え続ける昨今。
犯罪を犯してしまった方々の幼いころの家庭環境が注目されている事件も多々ありますが、そういった中で、「まさかこの子に限って!」「うちの子がいじめなどするはずが!!」そんな声もたくさん聞かれるようになりました。
音楽に触れること、音楽が好きになること、音楽で癒されること、音楽で楽しむこと
お子さまが成長してから、何か壁にぶち当たってしまったとき、「音楽」を知っているだけで、心が救われることもたくさんあるそうです!
では、なぜ、小さなお子さまの心を育むことができるのでしょう。
それは、この幼児に向けた音楽教育のレッスンの進め方が、様々な面で、幼児期に最も必要とされる教育内容であることが注目されています。
音楽教育だけでなく、情操教育、幼児教育にもなるまさに一石二鳥のリトミック!!!
①即興演奏に合わせてレッスンを行なうため、音をしっかり聞こうとする意志が働き、集中力が身に付きます。
音楽に合わせて皆でお散歩!
音楽が止まると、みんなの動きもSTOP!
突然、反対周りの合図!!!
予測不能な音楽に臨機応変に対応するためには、音楽を聴いていないと、瞬時に反応できません!
音楽のタイミングを覚えてし動くことのできてしまうCDでのレッスンとは違います。
②聞き分けなどの活動により、思考力・判断力が身に付きます。
これは、ゾウさんの歩く音?リスさんの走る音?
自分で音楽を聞き分けて、判断し動くので、考える力も育まれていきます。
③ごっこ遊びを通して、さまざまな表現力・想像性・創造性が身に付きます。
ゾウさんになって一緒にお散歩しよう!
大きな歩幅で、ドシンドシンと歩くお子さま。
ハイハイの姿勢で、四足歩行になるお子さま。
動きが音楽にあっていれば、どんな表現方法も間違いではありません!
講師が子どもたちからアイディアをもらうこともたくさん!
子どもの数だけ、アイディアがあり、お互いが影響され、表現の引き出しの数を増やしていきます。
④グループレッスンの中で、協調性・社会性・積極性が身に付きます。
お友達と一緒に手合わせをしましょう!
初めは、恥ずかしがるお子さまも少しずつ、社会性が広がっていきます。
また、幼稚園クラスでは、譲り合う姿が見られたり、お互いに話し合って役割を決める姿も見られます。
⑤他者と関わるお子さまの様子を客観的に見られるので、お子さまの成長を間近で感じることができます。
「え?うちの子、こんなことできるんだ!」
「いつも緑ばかり選んで、緑が好きなのね!」
「自分のこと棚に上げて、他人の世話ばかり焼くのね。笑」
など、お家では、なかなか知ることのできない、お子さまの性格を発見される親御さまは多いです!
⑥音楽を通して、お子さまと肌を触れ合わせることも多く、親子の絆が深まります。
大好きな親御さんと楽しいことを共有する!嬉しい気持ちを共有する!
成長したと思っていても、大好きな人と感動を共有したい!!!という気持ちは、お子さまも一緒です。
気持ちを共有している!という事実が、お子さまの心を満たしていきます。
⑦「音楽を聴く、動く、演奏する、作る、他人と共有して感じる」ことを行なっていくうちに、音楽が大好きになっています。
将来、お子さまが、何か趣味を持つときが来ると思います。
スポーツ、絵画、マンガ、アニメ、映画、音楽・・・色々あると思いますが、もしかしたら、何も趣味が見つからないこともあるかもしれません。
誰にも負けない何か好きな事!没頭できる事!があるのは、人生の強みです。
人生の中で、何か壁にぶち当たった時に、癒してくれるもの、少しだけ横道にそれて逃げることができる場所、勇気をくれるもの、気分を紛らわせるもの。
そういったものをお子さまが探しやすいように、ちょっとだけレールを敷いてお手伝いをするのも親御様の役目ですね。
その中の一つに、「音楽」というカテゴリーを与えてあげるきっかけ作りになるのが「リトミック」です。
文章だけでは、いまいち、ピン!とこないわ!という方は、ぜひ、この上記の⑦項目を体感しにいらしてくださいね!
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