最近、私の周りでよく聞かれる会話が、
「糖は摂った方がいいのか?
摂らない方がいいのか?
どっちなの?🤔💦」
という話。
よしりん先生の4毒説もあるし、そうかと思えば糖で糖尿病を治したという人の話も聞くし…
糖は摂った方がいいのか?
摂らない方がいいのか?
よくわからないな~🤔
人は主に…
・糖(ブドウ糖)
・脂肪(脂肪酸)
・たんぱく質(アミノ酸)
からエネルギーを得ているそうですが…
中でも一番のエネルギー源は、
「ブドウ糖」で…
摂取エネルギーの60%を占めているらしいです。
ブドウ糖は、とても分子がちっちゃいから脳幹も通れるため、脳の大事なエネルギーにもなる大切な栄養素…
なので、ブドウ糖はとても大切!
摂らなきゃ~ヾ(*>∇<*)ノ
…と、思いますが…
ここで1つ非常に重大な問題が発生するのです
それは…
カンジタ菌&ガンが、この「ブドウ糖」が非常に大好物だ…ということ(-_-;)
「ブドウ糖」は、カンジタ菌とガンのエサになってしまう!キャー
糖を摂るということは、カンジタ菌&ガンにご馳走を撒いて増殖させているようなもの…!?
でも…
糖を摂らないとエネルギー不足になってしまうし…
そのリスクを考えると、摂らないといけない気もするし…
どうしたもんじゃろのぉ~?…
と、不安に思われた方!

朗報です



糖より優秀なエネルギーがありますよ!
それは、「ケトン体」。
ケトン体の良いところ↓
・ガンやカンジタ菌のエサにならない(正常細胞のみのエサ)
・とても小さいのでブドウ糖と同じように脳幹を通り抜け脳の栄養になる
・老化によりインスリンがブドウ糖を取り込みにくくなった時でも、栄養を摂り込むことができる
・筋力維持(糖質制限ダイエットなどでタンパク質摂取量が減って筋力が低下するのを防ぐ←糖不足になると筋肉からエネルギーを摂ろうとするため)
・ダイエットに効果的(蓄えられた脂肪をケトン体に変換するから)→筋肉はそのまま
・認知機能向上
・エネルギーおよび運動パフォーマンス改善
・血糖値とインスリン値のバランス調整
・乳酸生成の減少
・酸素利用の改善
・運動後の回復加速
・抗炎症作用
・記憶保持効果
・アンチエイジング効果
・アルツハイマー病の改善
・血糖値の乱高下を抑制し、眠気やイライラといった症状を軽減
・免疫力向上効果により感染症対策に役立つ
…などなど
嬉しい健康効果も沢山!



これは、糖より優秀なエネルギーかも



でも、この嬉しい効果満載のケトン体にも1つ問題が…

それは、身体が飢餓状態に入り、ブドウ糖が枯渇した状態にならないと作り出そうとしないそうで…
身体にブドウ糖がある限りはケトン体は生成されない!
えー



なるほど。
でも、そう度々断食なんて出来ないよ



…と、思っていたら
ケトン体の生成方法にはもう1つお得な裏技があるそうなのです!
オーッ!


それは、自分で作らず別の生き物に作ってもらう…
名付けて「ケトン体他力本願生成法」



先ほど書いた「ブドウ糖が枯渇しないと産生できないケトン体」は、私たちの体…「肝臓」で作られるのですが…
もう1つの方法は、自分で作らずに「腸内細菌」に作ってもらうというお手軽な方法です

(ちなみにこちらの方のケトン体は、「短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん)」という名前になる)
これだと、無理して断食をする必要もないし、ブドウ糖が枯渇しなくても産生される…
材料を放り込めば、自動的に勝手にドンドン、ケトン体(短鎖脂肪酸)を作ってくれてミトコンドリアへGO!…という何とも夢のようなシステムなのです



↓表の左が、「体内産生(ケトン体)」。右が「腸内細菌産生(短鎖脂肪酸)」。
その放り込む材料とは…
「レジスタントスターチ」と呼ばれるデンプン。
《レジスタントスターチを多く含む食品》
・冷飯(玄米、大麦入りなら尚良い)
・冷たいふかしサツマイモ
・冷たいふかしジャガイモ
・温かい小豆煮(小豆はなぜか温かい方が良い)
・スーパー大麦
・青バナナ
★特に「小豆煮」はオススメ!
他のデンプンは、冷やすことによりデンプン粒が閉じ消化されにくくなるのですが、小豆は逆で、温めるとレジスタントスターチが多くなるそう…。
小豆のデンプンが加熱することによって消化されにくくなるからだとか…
その上、ビタミンB1や食物繊維も豊富で、疲労回復や生活習慣病予防などの嬉しい効果も。
その他の豆類も、加熱することでレジスタントスターチの含有量が増える傾向があるそうです



普通、デンプンは小腸で消化され、ブドウ糖となるのですが、レジスタントスターチは消化酵素の働きを受けにくく、消化されずに大腸下部(短鎖脂肪酸を作る酪酸菌は主に下部にいる)の腸内細菌「酪酸菌」のところまで到達し、酪酸菌のエサ(発酵する、醸す元)となります。
消化酵素の魔の手を掻い潜り、いかに消化されずに大腸下部の腸内細菌までたどり着くかが鍵!
すると、このレジスタントスターチを食べた酪酸菌が酪酸という短鎖脂肪酸(ケトン体)を生成し、それが腸からダイレクトに吸収されミトコンドリアへ運ばれ身体のエネルギーとなるそうです。
《短鎖脂肪酸(酪酸)生成の流れ》
レジスタントスターチを摂る
↓
消化されずに小腸を通過(ブドウ糖にならない)
↓
大腸下部に到達
↓
大腸下部にいる腸内細菌「酪酸菌」のエサ(高発酵される)となる
↓
酪酸菌が酪酸などの短鎖脂肪酸を生成
↓
腸からダイレクトにミトコンドリアへ運ばれ、身体のエネルギーとなる
だいたいエネルギーの割合は、ケトン体(短鎖脂肪酸)70% ブドウ糖30%が理想の割合なのだそうです。
短鎖脂肪酸(酪酸)を作ってくれる酪酸菌のエサは、冷えたデンプン…(注:小豆は温かいもの)
私は、サツマイモ
をふかして(レンジ不可)冷蔵庫で冷やし、輪切りに切ったものをケーキのようにカットして食べています(美味しい
)。
でも、レジスタントスターチとか、そんなまどろっこしいことをしなくてもMCTオイル(短鎖脂肪酸)を摂れば簡単ですが…




短鎖脂肪酸生活良かったら~!
オススメです!



ちなみに、酪酸菌が短鎖脂肪酸を一番作れるエサは、「グァーガム分解物」らしいですね(^o^;)
身も蓋もない話ですが…