最近、U-NEXTでドラマ『半沢直樹』を見ています。
久しぶりに観ましたが、やっぱり『半沢直樹』は面白い!
何年経っても色褪せない
それにしても…
半沢直樹とプーチンさんって似てるな~と、つくづく思います
半沢直樹→東京中央銀行本店営業第二部次長
プーチンさん→ロシア大統領府総務局次長
役職もなんとなく似ている…
そして、更に似ているところは、二人ともとても有能だということ。
半沢直樹は皆様ご存知の通りですが…
プーチンさんも大統領府の官僚時代、法絡みの難しい案件は、プーチンさんの所へ持っていけば全て見事に解決してくれる…と、評判でした。
事務処理能力が半端ない!
あと、半沢直樹のドラマの中でも特に好きなこの場面からも、二人の共通点が見い出せます↓
日本でも有数な技術がありながら、その誠実な経営方針が仇となり経営難に喘ぐ町工場ーー
人員削減と作業の自動化が融資の条件だとしたら?と半沢に聞かれた社長は、
「うちの製品は手で触れて目で見て音で聞かないとわからない感覚が大事なんです。
作業の自動化は出来ない。
これは、私のポリシーだ。
これだけは譲れません。」
と、キッパリ答えます。
すると半沢は、今までの「怖い銀行屋」の顔を一変させ、ニッコリ。
「手作業で、チタンをこれだけ切削する技術は見たことがない。
素晴らしい熟練工をお持ちだ。
そのポリシー大切になさって下さい。
ここで融資のお約束はすぐにはできませんが、バンカーとして最善を尽くします。」
と、一礼。
「ありがとうございます。」
涙ぐむ社長。
銀行屋は、「晴れの日に傘を貸し、どしゃ降りの日に傘を取り上げる」と言われているそうですが、半沢直樹はその逆…
どしゃ降りの雨の中、地べたに這いつくばり悔し涙を流す人に優しくソッと傘を差し掛ける…
プーチンさんも同じような人で…
どしゃ降りの雨の中、皆がずぶ濡れになっているのに1人濡れずに、のーのーと傘を差すオリガルヒ(ロシアの富を独占していた新興財閥)から傘をブン取り、雨に打たれている民衆に優しくハニカミながら !?傘を差し掛けてあげる…そんな方です
2009年6月4日、首相時代、プーチンさんは、賃金不払い、操業停止で労働争議が発生している工場へ乗り込みました。
そして、社長に操業再開のサインをさせ、滞っていた賃金の支払いも約束させました。


工場を出てきたプーチンさんは、待ち構えていた労働者たちとガッチリ握手。
労働者たちはプーチン首相を労い、お礼を言いました。
プーチンさんがいつも第一に大切にしているのは、「国民」。
半沢直樹も常に第一に考えるのは「顧客」。
二人とも組織や上司は、決して第一ではありません。
そこら辺も似ているところです
プーチンさんは、常に弱い立場にある人の味方です。
そして、信念を貫き、誠実に頑張る人を助けることに望外の喜びを感じる方…
半沢直樹もそうでした。
銀行役員全員を前にした演説を聞いてもその事が分かります。
「弱いものを切り捨て、自分たちの勝手な論理を平気で人に押し付ける。
問題は先送りされ、誰一人責任を取ろうともしない。
下らない派閥意識でお互いに牽制仕合い、部下は上司の顔色を伺って正しいと思うことを口にしない。
そんな銀行はもうつぶれているようなものです。
世の中には、本当に銀行の力を必要としている人が沢山います。
彼らを裏切り続けるのなら私たちはもう存在していないのも同然じゃないですか。
これ以上自分たちを誤魔化し続けるのはやめましょう。
黒は黒、白は白です。」
この演説の中の「銀行」の文字をそっくり「国」に変えれば、そのままプーチンさんが言いそうな演説になります
ポリシーがとてもよく似ています。
プーチンさんは、とてもご自分の信念を大切になさる方で…
やたら機嫌を取って合わせてくる相手よりも、タフで信念のある人間を尊敬する、といいます。
(そうなると、きっと日本の総理大臣なんて相手にしてもらえないんだろうな~)
そして、決してブレることはありません。
半沢直樹も、プーチンさんも、自らの強い信念を支えに、大変な敵たちと戦っています。
半沢直樹が信念について部下に語るシーンも感動しました。
「大丈夫だ。
信念さえ持っていれば問題ない。
組織や世の中はこういうものだという強い思い。
剣道で言えば型になることだ。
1つ、正しいということを正しいと言えること。
1つ、組織の常識と世間の常識が一致していること。
1つ、ひたむきで誠実に働いたものがキチンと評価されること。
その当たり前のことが、今の組織には出来ていない。
だから、誰かが戦うんだ。
仕事は、顧客のためにする。
ひいては世の中のためにする。
その大原則を忘れた時、人は自分のためだけに仕事をすることになる。
自分のためだけにした仕事は、内向きで卑屈で醜くて、歪んでくる。
そういう奴らが増えれば組織も腐ってくる。
組織が腐れば当然世の中も腐ってくる。
だがな、最初の敵は自分自身だ。
決して自分の構えを崩すな。」
プーチンさんもご自分のために仕事をしているわけではありません。
以前、プーチンさんが「国家のために尽くす機会を神が与えてくれたことに感謝したい」と発言していたのを聞いたことがあります。
半沢直樹とプーチンさんはなぜこうも似ているのかな?と、思っていたら、二人の根底に流れるものが同じだからなのではないかな?と気付きました。
それは、「武士道」の精神。
それを半沢直樹は「剣道」から、プーチンさんは「柔道」から学びました。
決してブレることのない信念がなければ、大変な敵と戦うことは出来ない…それを、二人は武道から学んだのではないでしょうか?
先の見えないこの時代、日本の政治家に求められるのは強くてブレることのない「信念」。
半沢直樹のような人が、日本の総理大臣になってくれないかな~と強く思いますが、架空の人物なので…
プーチンさんが日本の総理大臣になってくださればいいのにな~と、思ってしまいます
それにしても…
ロシアの方々はうらやましいな~と、思います。
勧善懲悪などというのは、私たちにとってはドラマの中でした体験出来ない夢物語ですが…
ロシアでは、プーチンさんのおかげでそれを現実として体験できるのですから…
プーチンさんが、ロシアでの任期を終えたら、是非とも今度は日本にいらして総理大臣になってほしい…
プーチン総理