幼稚園時代のママ友のご主人は、ビール会社の研究員で、ある一点を除いては、本当に真面目な普通の人です。
その、ある一点とは…
死神がわかるということ
それがだいたい病院にいるそうで…
友人が一緒に病院に行くと、
「ほら、あそこで新聞読んで座ってる。あそこにも立ってる。」
と、教えてくれるんだそうです。
友人がその人を見ると、ごく普通のサラリーマンだったそうで…(トッケビかっ)
何を根拠にそう思うのか、よくわかりませんが…
普段冗談など言う人ではないので、友人は「ほんと」だと信じているようでした。
ほんとにいるんでしょうかね…?
『死んだらどうなるの?』という本に、
「注意しなければならないことは、死神(お迎え)はまだ生きている時にやって来るということです。これを知っておかないと幽霊と間違えて動揺してしまうことになります。」
と、書いてありました。
死に際に、見知らぬ他人が側にいたら、それはお迎え(死神)の人なのかもしれません…
そういえば…
あるお笑い芸人が、テレビで母親の臨終の話をしていて、最期、誰もいないところを指差して「この人誰?」と、言って亡くなったと話していました。
もしかしたら、死ぬ前に現れた死神(お迎え)?だったのでしょうか?
母が亡くなる前もちょっと不思議なことがありました。
母が突然私に、
「白い服を着た男の人が勝手に庭に入って来てこっちを見てるから出て行くように言ってくれない?」
と言い出しました。
私はギョッとして庭を見ましたが誰もいませんでした。
(多分、ボケちゃってるんだろう…)くらいで気にしないでいると、
「あの男の人がいた所の木の若枝を一本切って植木鉢に挿して、挿し木にして欲しい。」
と、いつになくとてもハッキリした口調で私に言いました。
「なんでそんなことしなくちゃいけないのよ」と、尋ねても、
「訳は絶対に言えない」
と、口をキュッと固く結びました。
それから程なくして母は亡くなりました。
挿し木は、まだしていませんが、何だかバカバカしい気もするし、どうしようかなと考え中です。
植えたら意味が分かるのでしょうか?
でも、お迎え(死神)は、もしかしたらまだ生きている時に来るのかもしれません。
一応、覚えておこうと思いました
でも…
どうせなら、死ぬ前にやってくるのは「死神」ではなく、かわいいワンちゃんの方がいいな…とも思います…
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