母親は89才で、性格は悪いですが身体はそれほど悪くありません。
目下(もっか)の悩みは「死んだらどうなるの?」ということらしいです。
母がクリスチャンしていた頃は、死んだらイエス様に「よくやった。忠実な僕よ。」と言われ(どこがやねん!
)、両手を開いて抱き抱えられ、鳩や天使が飛び交うお花畑の中、天国へ向かって行くと信じていたので何の不安もありませんでした。

でも、小賢しい娘(私)がその幻想をことごとく打ち砕いて、どうやらそう簡単には天国には行けないのだということがわかってきて不安を感じているようです。
(実際、イエス様も「神の国に入るのは、針の穴に綱(聖書にはラクダとありますが、綱とラクダはアラム語では全く同じ言葉で、訳す時に恐らく取り違えたのでは?と思われます。ラクダを針穴に通すなんてピンと来ないですよね。)を通すより難しい」とおっしゃっていますし…)
どんな人が天国へ行けるのか、どうやったら行けるのか、そもそも天国なんてあるのか…答えは誰にもわかりません

でも、私の知り合いで子どもの時に不思議なものを見た人がいます。
その人のおばあさんが亡くなった時に、その遺体が裂けて、中からピカピカのきれいな物体が出てきたそうです。
その物体は空中に浮かんで糸のようなもので遺体としばらく結ばれていたそうです。
その物体が出てくる様子は、ちょうどさなぎから蝶が孵化するのと同じ感じだったそうです

蝶が出来上がってサナギから出てくるように、中身がキレイに出来上がることを「死」と言うのでしょうか…。
(余談ですが、遺体から中身が出ている最中に火葬されると雷に打たれたかのような衝撃を受けて、亡くなられた方に大変な負担を負わせることになるそうなので、すぐに火葬せず、しばらくはそのまま置いておく方がいいらしいです。)
そう言えば、さなぎもいよいよ中身が出来てくるとなると、どんどんシワクチャで古びてきます。
まるで人間の老人のようです。
なので、その話を聞いてからはシワクチャの老人を見ると(あー、外側とは反比例して、だいぶ中身がキレイに出来上がって来てるんだろうな…)と思うようになりました



色んな体験を通して経験値が積まれることにより、中身がピカピカに出来上がってくるらしいです。
よく、人に惜しまれるような立派な人ほど早く亡くなりますが、そういう人は経験値があっという間にたまり、中身が早く出来上がってしまうのかも…。
逆に、こんな悪い人がいつまでもこの世で長生きして…(うちのサイコ母!?(^_^;))と、思ってしまうことがありますが、そういう人はいつまでも人としての経験値がたまらず、中身がキレイに出来上がらないのかもしれません((ノ∀`)・゚・。 アヒャヒャヒャヒャ
でも、まだ中身が出来ていないのに途中不慮の事故で突然亡くなったりすると、身体なしで中身を成長させなければいけないので大変な苦労らしいです

それだけ身体があって積む経験はすごい尊いものらしいです

身体があれば物を動かすことも簡単で、それだけで大変な経験値を稼げますが、身体なしではそれもできません。
私たちは、あの世のこととかよくわからないことが多いのですが、自然界をよく観察すると答えがそこに隠されているような気がします。
友人のそんな話を聞いて、
「そっか…生きている私はサナギなのか…
キレイな中身を作るため日々経験を積んで努力している。
死ぬということは孵化するということと似ているのかな…」
と思いながら寝たその夜、不思議な夢を見ました。
「人は卵に似ている。
その卵は一見すると同じ卵だが実際は有精卵と無精卵に分かれている。
命があるかないか。
死んで、孵(かえ)る卵があれば、孵らない卵もある。
最近は孵らない卵が多くなった。」
という声が夢の中で聞こえました。
孵らない卵…
命のない卵。
死んだらそのまま終わり?

サナギで言えば羽化しないサナギ?
こんな怖いことはありません。
自分は有精卵でありますようにと祈りました



私の戯れ言話の前置きが長くなりましたが…



下記の「死後の世界の歩き方ガイド
」的な本がとても面白かったです





この本読むと死んでからの事が良くわかって、死ぬのが楽しみ(=生きるのが楽しく
)になります


『死んだらどうなるの? 選べる行き先は4つ! 奇跡の魂ツアーに出発しよう』
「成仏界」に行ける「コツ」を具体的!?に指南して下さっています。
そして、何だかとても温かみがあってホンワカ幸せな気持ちになるのが不思議です。
もし、これがホントでなかったとしても死んでから困ることはありませんが、万が一死んでから参考になる事があるかもしれないので読んでおいて損にはなりません
私は、
「この世に産まれる前に守護霊と綿密に計画を立てて産まれてくる」という一文に惹かれました。
なので、「あの人はあんなに幸せなのに、なんで私ばっかりこんな目に遭わなくちゃいけないの!?」と、嘆くことがなくなりました。(時々はありますが…)
私は、"そういう計画をして産まれて来ているのだ"と考えるようになったからです
オススメです\(^_^)/
