また、変な話をしてしまいますが…


こんな話を話せる人もいないので…


長年疑問に思っていることなのですが…



私は過去「聞こえるはずのない声」に悩まされた事があります。


10代の頃、部屋で勉強をしていると女の人の足音がヒタヒタと廊下から近づいて来て、私の部屋のドアノブをガチャガチャと回すと

「○○ちゃん、○○ちゃん…」

と、女の人のかわいい声で私の名前を呼ぶのです。


もう、その時の恐怖と言ったら言葉では言い表せません。


その時の私は、こんな「聞こえるはずのない声」が聞こえるなんて自分の頭がおかしくなったのだ、と思っていました。


また別の時に、夜中寝る前にふと近所の不気味な神社のことを思い出し、「あそこには何が入っているのかな?」と考えたことがありましたが、その時にも「あそこにはオバケが入っているよ。」と、また女の人のかわいい声が聞こえました。


ビックリして飛び起きましたびっくりあせる


私もいよいよ相当な重病人になってしまったのか…と、落ち込んでいると、雑誌に掲載された、あるホラー作家の方の文章が目に止まりました。


そこには、その方が聞いた、「聞こえるはずのない声」について書いてありました。


ある晩、その方は、京極夏彦先生が選考委員を務める「怪談文学賞」に応募しようと、ご自分が体験した怪奇現象について執筆していましたが、その途中、突然後ろの方から、

「それを書いたら死ぬと思う」

と言う声が聞こえて来たのだそうです。


やはり、女の人のかわいい声…。


その方は驚いて、これこれこういう事情なので書けませんと京極先生に断りの電話をかけたのですが、先生は「面白いから絶対書け!」とおっしゃられ(人が悪い!)、仕方なく書いたら案の定大変な目に遭い九死に一生を得たというようなエピソードが書いてありました。


その作品は中々見つからず探し当ててようやく読んだのですが、後悔するほど恐ろしく、私も作者同様散々な目に遭いました。


なのでここには本のタイトルは貼り付けませんが、やはり「書いてはいけない本は読んでもいけない」のだなと思いました。


この作家さんは、決して頭がおかしい方ではなかったので、この記事を読んでからは「聞こえるはずのない声」というものは実際に存在するのかもしれない…と、思うようになりました。


しかも、なぜか同じ「女の人のかわいい声」…。



また、こんなこともありました。


皆さん、ご記憶にある方も多いかと思いますが、冬山の富士山からニコニコ動画を生配信していた男性が滑落事故死したというニュースが流れたことがありました。



この時配信された動画には「聞こえるはずのない声」が入っているという噂があったので私も見てみたのですが、その声はまさしく私が聞いた声と全く同じ声だったので驚きました。


どんどん危険な立ち入り禁止区域に入り込む配信者に、女の人のかわいい小さな声で「来ないで」と呼び掛けているのです。


でも、しばらくしてもっと危険な所まで足を踏み入れると今度は「こっち来い」と、男の声が聞こえるのです。


ゾッとしました。


私は、幸いこの男の声は聞いたことがなかったので良かったと思いました。


それにしても…


この、「女の人のかわいい声」の正体は一体何なのでしょうか?


話しかける内容から考えると悪いものではなさそうな…


それに、なぜ同じ声なのでしょうか?


謎です。