メラノーマは肺に転移する事が多いそうです。

病院からは、肺に転移してしまった場合は、
①酸素室に入れて少しでも呼吸を楽にしてあげる
②肺に水がたまっている場合はエコーで確認の上、針をさして肺の水を抜く
くらいしか、してあげられる事はないと言われています。

うちは、免疫療法や抗癌剤治療は選択しなかったため、
これらを除くとこの2つしかないという事なのかもしれません。


<肺へ転移した場合に表れる症状>
①普段ならハァハァする状況ではないのに、ハァハァと口で息をする。
②舌の色の変化。白っぽく、又は、青っぽくなる。


<酸素室について>
各獣医さんが提携しているレンタル会社?があるようです。

うちがパンフレットをもらった会社はこちら。
日本医療株式会社 j-petcare 
http://www.j-petcare.com/jpoxygen.html

機械にはいくつか種類があります。
酸素ボンベを使う機械と、空気中の酸素を濃縮する機械があり
酸素の濃度も中濃度、高濃度があるそうです。

濃度は獣医師の判断で選ぶ事になります。


費用は導入時に2~3万円、その他に1日あたり千円程度。
3ヵ月以上で長期割引のサービスもあるそうですが、病院の先生曰く、
メラノーマが肺に転移した場合は、進行が速いので、そんなに長くは
生きられないそうです。

導入時は機械を受け取る際に現金払い。その後は月締めで請求書が届くので振込。

都内は自社配送してくれる他、全国に対応しています。
自社配送は午前10時(土日は9時)までに申し込めば当日配送可能。
原則は9時~17時ですが、緊急を要する場合は時間外でも
可能な限り対応してくれるそうなので問い合わせてみる価値はありそうです。
(自社配送の場合の時間外料金は5千円)

宅急便の場合は、正午までに手続きを完了すると、当日出荷。


<在宅酸素室を借りるための準備>
①置場の確保。
 まだ暑い時期なので、空調がきちんときく場所であることが重要。
 また、台所等火気のある場所から、最低2M以上、
 出来れば5M以上離れた場所が望ましい。
②自分のサークルを使う場合、サイズを確認し、どのサイズのカバーを借りるかの確認。
 日本医療㈱の場合、サークルとカバーの販売は行っているが、
 衛生面からレンタルは行っていない。

サークルの大きさも重要なようです。
犬の落ち着く広さ、トイレ等のスペースが必要なのか、
医師の判断により絶対安静が必要ならば狭めの物を選ぶ等。



<携帯用酸素ボンベ>
病院に通う時等に使える、携帯用の酸素ボンベもレンタルしているそうです。
200L型、2.5kg、1~3時間使用可能。
3本で1万円程度。使いきったら送り返すと詰替えてくれるとのこと。


<留守番について>
病院の先生からは、酸素室を使う場合、
火気が近くにあると火事、爆発等の危険性があるので、
犬だけでの留守番はさせない方が良いかもしれないと言われたので、
日本医療株式会社に聞いてみました。

特別危険という事はないが、
万が一、機械に不具合が生じて酸素の供給が止まってしまった場合、
警告音が鳴るようになっているが、人が近くにいないと対応出来ない。
酸素の供給が止まっても、サークル内の酸素が全てなくなって窒息死する事はないが、
通常の酸素濃度の空気に戻ってしまう。
また、酸素濃縮器の場合は、電気を使うため停電になると止まってしまう。
その覚悟で、出かけるなら、問題ないし、
実際に仕事等で家を留守にする方もいらっしゃるとのこと。



まだ肺へ転移すると決まった訳じゃないし、
そうならない事を望んでいるけど、
平日は仕事で動けない事が多いので、下調べだけはしておきました。





ブログの検索ワードをみたら、「メラノーマ」「食べさせ方」で来て下さった方がいらしたので、
家でやっていることを書いてみました。参考になる部分があれば良いのですが。


7月末頃 小粒のドライフードを手から一粒ずつあげると丸呑みする。

8月頭  固い物があたると腫瘍から出血する事があると言われたので、
     ドライブードをお湯でふやかして与える。

8/16   舌の動きが悪くなり、食べ物を奥へ運びづらそう。
     ふやかしたドライフードをトロミアップでコーティングして
     スプーンで一口ずつあたえる。
     ふやかしたドライフードになかった、まとまり感と、つるんと入る感じが
     食べ易い様子。

     四足で立っているよりも、身体を立ててあげた方が良い。
     重力で喉の奥に入っていくし、その後食道も流れ落ちていく。
     お座りをさせる、抱いて体を縦にする、前足を台にのせて後ろ足で立たせる等
     本人の落ち着く方法を探してあげる。     


     この頃から水をほとんど飲まなくなったため、水は胃ろうチューブから入れ始める。
     牛乳はまだ飲むが、飲んだ後に吐きそうな仕草をする事もある。

8/17   糖分はガンの栄養源と聞いていたので、トロミアップは糖分なのでやめる。
     ふやかしたドライフードにお湯で溶いたゼラチンを混ぜて冷やし固める。
     これを一口大にし、スプーンで一口ずつ与える。
     小さすぎると嚥下反射がおこらず誤嚥しそうになるし、大きすぎると喉の奥に入らない。
     適度な大きさでやると、よく食べる。

     また、スライス肉を茹でたものは、丸呑み出来るサイズにして与えると食べる。
     ベトベトしていないから、喉の奥に運びやすいのか?

8/30   ゼラチンで固めた物を食べなくなる。
     喉の奥に入らず、吐き出すような仕草を何度かしたため、
     食べると嫌な思いをすると思ってしまったようだ。

     a/d缶とふやかしたドライフードをミキサーにかけたものを混ぜて
     シリンジで少しずつ舌の上にのせると、ぺろぺろ舐めて食べる。
     ここでも重力で落ちていくように、上を向かせて与えると良い気がした。

     a/d缶の質感と、匂いが良いようです。a/d缶は値段がそれなりにする事と、
     元々あげていたドライフードが食物繊維が多いタイプのものだったので、
     他の種類のフードに替えると便が緩くなってしまう事から、
     うちでは半分ずつミックスにしています。

     この頃から、半量を口から与え、半量を胃ろうチューブから与えるようになった。
     

9/2   ドッグカフェに行った際、鶏肉団子をあげてみた。
     塊になっていたので、丸呑み出来るサイズにしたら食べられた。

     牛乳ものまなくなった。
     経口補水液ゼリータイプ(人間用)をシリンジで与えると少し飲んだ。
     ポカリスエットのような味が良いのか、ゼリー状で気管に入りづらいのが分かるのか。
     口腔内の衛生面を考えると、水分も口から飲めるのなら飲ませた方が良いらしい。
     濡らしたガーゼで口の中を掃除する事もしていたが、
     この時期はもう頬がパンパンに膨らんでいて、触られるのを嫌がるため出来ない。

9/3   舌が動きずらくなってきたのと、胃ろうを使ったため空腹感が和らいだのか、
     a/d缶の匂いでは食欲が湧かなくなったきたようで流動食は食べなくなった。
     流動食はぺろぺろ舌を動かさなければならないので、嫌なのかな?と思い、
     シーザーのビーフを与えてみる。
     ゼリーっぽい、つるんとしたテクスチャーなので、丸呑みに適しているよう。
     適度なサイズにして、スプーンで、飲み込み易い位置に入れてやると喜んで食べる。

9/7  シーザー缶も残すようになる。
    豚肉を茹でたものを小さくちぎってやると食べた。

9/8  シーザー缶は全く食べない。
    豚肉を茹でたものと、ゆで卵を少し食べる。


8/2~8/23は放射線治療を行っているため、多少は進行が遅くなっています。
8月末からは、口の中の腫瘍がすごいスピードで大きくなっており、
日に日に状況が変わるので、食べてる様子を見ながら、試行錯誤しています。


うちの犬の場合、腫瘍が舌の下にできていて、舌が動かしづらい事が食べにくい原因のようです。
食道に腫瘍が広がって食べられなくなっているのではないので、質感や形状、サイズを変えると
食べられていた。

症状が進んでくると、食べ易い質感である事に加えて、
本人が食べたい!と強く思えるものでないと食べてくれなくなってきた。


胃ろうチューブがあるので、栄養補給だけなら心配ないのですが、
食べている時が幸せそうなので、なるべく長く食べられるように考えてあげたいと思います。


     
胃ろうについて長々と書きましたが、現時点では、
私はやって良かったと思っています。

傷の治り具合には個体差があると思います。
また、洋服を着せるだけで済むかどうかも、犬の性格によるかもしれません。

あくまでうちの場合は、それも現時点では、やって良かったと思っているだけです。

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うちの子の場合は、幸いにも膿が止まり、痛みもなくなったし、
胃の内容物の漏れもガーゼに少しつく程度で問題にならないし、

胃チューブからの給餌にも適応できたし、シャンプーもして良いと言われた。
(シャンプー出来なくて汚れても絶対抱っこできるけど)

洋服を嫌がることもないので、胃チューブがついている事が
犬にストレスを与えているとは感じないし、

ガーゼ交換や消毒には本人が協力的で胃チューブ側を上にして
横になり、終わって声をかけるまで動かないでいてくれるため
覚悟していたよりも管理は大変ではなかった。

なるべく口から食べさせる努力を続けながらも、
いざという時には胃チューブが使える。
空腹に苦しむことがないという安心感は大きい。

動物の自然な姿ではないし、
本人がこれを望んでいるのかは今でも分かりません。
人間のエゴでしかないのかもしれない。

無理矢理、長生きをさせるつもりはないと言いながら
しているじゃないかと思われるかもしれない。

でも、私にとってこれは、空腹という苦痛から救ってあげらるための手段。
長生きさせるための治療ではなく、苦痛を取り除くための治療だと思っている。

無理矢理に長生きをさせているような状況になってしまったら、
胃チューブの使用を中止するという決断をすれば良いこと。

この決断をするタイミングを見極めることが出来るのか、
その場になって、決断できないなんて事にならないか、不安はある。

食べられずに全身の体力が少しずつ弱っていく方が
静かな最後を迎えることが出来るのではないか?

という思いが完全になくなった訳ではないが、
それでもやっぱり今は、胃ろうを決断して良かったと思っている。


充分な栄養を与え続けたせいで
最後の苦しみが長引くような結果にならないことを祈るのみ