日本でもマウンテイングというのがある。
日本でも、というか、海外でも、あるのだろうが、どこにいても感じるものだんだろうか。
特に女性間で起こる事の気がする。
海外でも同じようにその滞在歴によってマウンテイングというのが存在すると思う。
1年の留学などで来られた方
それから数年滞在者の方
そして5、6年でその国にも慣れt来たような雰囲気が漂い始める。
学校と一緒で、3年で一段落するような、その国について結構認知してきたような。
そして5、6年ともなると小学校と一緒で、1年生と6年生に成長的にも経験的にも多くの違いが生じているようなそんな感覚なのかとも思う。
そして、これが10年越すと、大御所感が出る。
大御所感と言うか、お局感とでもいうべきか・・・
そして面白いことに、これが20年過ぎると、もう超越しているというか、逆にまたちょっと日本人ぽくなる。
というか、もう他の誰かと比べると言う事をしなくなる気がする。
そして、ここでふっと思うのだ。
どうして誰かと比べるのだろう。
というか、なぜ日本人同士で海外で滞在歴を比べることになるんだろう。
私も日本人として、日本の方とお付き合いする機会はあったが、色々と問題にぶつかってきた。
ここで言うような、マウンテイングもそうだし、圧を感じることが多々あった。
海外暮らしというカテゴリーで考えると、なぜかかなり長期になってしまい、誰かと比べるということもあまりない。
私は年齢的に結構若い時から海外に来てしまったこともあって、誰かと比べるということもない。
比べた時に、自分よりも若い年齢で親元離れて海外滞在をしている人に会う事はほぼ無いからだ。
親御さんの都合で小さい時から海外生活という方はいるのだが、単身海外生活で言えば、自分よりも若い年齢で来られたケースはあまり聞かない。
そして、また、若い時に海外に来ている人達はなにかしら理由があることがある。
大抵はバレーとか芸術的の留学、スポーツ系の留学などで、彼らは彼らの明確な理由もあるため、誰かと比べると言う事もあまりしていない気がする。
逆に言うと、競争社会にいるので、比べる相手は日本人という国籍とはまた別のところで、競争をしているようにも思う。
さて、誰と比べるか…。というところだが、この滞在歴というのは日本人間で起こることだと思う。
なぜ、日本人間で比べないといけないのだろうか、と思うのだ。
私も同国の人たちと関わるとあまり良いことがない、と言う事が分かり、逆に現地の人たちと仲良くさせてもらっている時には問題も起こらず、私はどんなに頑張っても彼らには言語力も文化理解もかなわない。けれど、だからと言って、外国人として別扱いや差別などを受けることもない。日本という国に関しては私の方が知っていることもあるし、現地の人たちは日本通ばかりではないので、日本食を作っても
「照り焼き?初めて食べたよ。」
とか
「箸は使えない。」
なんて人も沢山いる。
日本通の方々だと、逆にこういう事がなく、かなり日本のことも史っていたりすることがあって、お互いの文化理解も多く、仲良くなりやすいことも多い。
そういう意味では日本なんて全く知らない、というような方々とは、多少ハードルは高い時もあるが、それでも、そういう方々が自分をよそ者扱いせず、仲良くしてくれることにとても感謝している。
こちらが歩み寄ると、そこに現地人と外国人という壁はなくなるし、国の壁を越えて仲良くしてくれることが多い。
最近では本当に現地の知り合いが増えた。知り合いレベルではあるが、自分が外国人で何か問題がある問う事はほぼない。
そして、自分が何年外国に住んでいるか、と言う事も全く関係ない。
現地の人と比べたら、自分は何にせよその現地の事については知っていることが少ないので、それ以上にはなれない。
ここ数カ月、本当に現地での日本の方との交流もほぼしなくなった。
だから、他の日本人の方と自分を比べるということもない。そしてそういう生活になったら、ストレスも溜まらなくなった。。
そこにはマウンテイングもない。
全くないというのはまた違うのだが、国によっては女性同士ではマウンテイングを感じることがある。
また、多少の学歴社会が存在し、学歴にとらわれていて、実際の頭の良さとは別の方々は、学歴やデイプロマにとらわれているという気がする。
年数だって、一つの基準だが、その年数をどのように過ごしたかが大事なのではないだろうか。
様々な理由で海外移住をする人がいる。
誰かと比べる時間すらない人もいるだろう。
自分の生活が忙しければ他の人のことなんてかまってもいられない。
と思うのだ。
他者と比べる時間があれば、他にするべきことがあると思う。