東北でおきた大地震。
あれから一週間がたちます。
現地で苦しんでいる方。不安にさいなまれている方。そして悲しみに暮れている方・・・。
今はがんばって欲しいと願うことと、ささやかな援助しか私にはできません。
日々TVやネットなどから入ってくる被災地の惨状と、
停電などにより多少生活のリズムが苦しくなったりするけれど、生死に直接関係がない小さなことで不平を言える平和な環境とのギャップ・・・
なんか、こんなことでいいのかと色々もやもやとしていたのですが、
3月17日付けスポーツニッポンのコラムにスポーツライターの金子達人氏からこんなメッセージが送られおりました。とても感動したので全文掲載させていただきます。
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世界が祈ってくれている。日本のために、祈ってくれている。
メジャーリーガーが、テニス・プレーヤーが、そしてフットボーラーが、世界のあらゆる場所で日本への祈りを捧(ささ)げ、支援を訴えてくれている。かつて、かくも多くの人が日本のために祈ってくれたことが、あっただろうか。祈りは無力?そんなことはなかった。自分たちのことを気に留めてくれている人たちがこんなにもいる。そう思えることが、どれほど心強いことなのか。
だから、思い出しておきたい。ハイチでの、スマトラでの大災害に対し、わたしたちはいささか冷淡にすぎやしなかったか。
だから、覚えておきたい。もし再び、無慈悲な天災に襲われる人たちがいたら、そこが日本からどれほど離れた場所であっても、わたしたちは祈りを捧げよう。支援を訴えよう。
世界は称賛してくれている。悲惨な状況下にあっても冷静さと秩序を失わない日本人を、称賛してくれている。
これほどの甚大な被害を受けていながら、集団的な略奪事件が起きていない、もしくは伝わってこないことが、世界中で大きな驚きを持って受け止められている。凍(い)てつくような寒さの中、食料を、毛布を譲り合い、必死になって耐えている人たちの姿が、静かな感動を呼んでいる。世界第2位の経済大国になった時でも得られなかった圧倒的な尊敬の念が、もしかすると歴史上初めて、この国に向けられている。
世界は信じてくれている。これほどまでに打ちのめされてもなお、日本は甦(よみがえ)ると信じてくれている。
BBCを見る。CNNを見る。ハイチの時、スマトラの時とは何かが違う。もうダメなのではないか。この国は滅んでしまうのではないか。あの時は感じられた、伝える側の絶望感が、今回の報道に関してはない。ひどい惨状、世界的、歴史的に見ても凄(すさ)まじい被害を目の当たりにしてもなお、伝える側の姿勢には、それでもこの国は立ち上がる、甦るに違いないと信じてくれている気配がある。
祈りに、感謝しよう。称賛を、受け止めよう。信頼に、応えよう。
世の中に絶対はない。ほぼ、間違いなく、ない。スポーツの世界に生きる者として、十分にわかっていたはずのことを、今回の原発事故ではあらためて思い知らされた。
だが、だからこそあえて、絶対という言葉を叫びたい。
わたしたちは、日本人は、この災害から立ち上がる。復活する。甦ってみせる。
絶対に。
(文:金子達人氏)
こちらからでも確認できます。↓
http://www.sponichi.co.jp/soccer/yomimono/column/kaneko/2011/index.html
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「絶対に!」
心に響きました。熱いものがこみ上げてきました。
祈ろう
がんばろう
そして、助け合う心を忘れないようにしよう
今・・・だけじゃなく、これからも・・・





