こどもたちを保育園に
送り届けるとき
「もう門が閉まっちゃうから
早く行かなくちゃね」
と言ったら
3歳の次男が
「どうして門、
閉まっちゃうの?」
と聞いてきた。
「変な人が入ってくるかも
しれないからだよ。」
と言って、気がついた。
ほんとだよね
変な人が、入ってくるかもしれない。
池田小の事件を思い出した。
変な人が入ってきて
突然斬りつけられるかもしれない。
大型ダンプが突っ込んで
園がめちゃめちゃになるかもしれない。
給食のパンを一口で食べようとして
喉に詰まらせるかもしれない。
おはよう
いってらっしゃい
そのあとに続く言葉が
ただいま
おかえり
とは限らない
人生って、そういうもの。
私たちはいつだって
いつ終わりを迎えるかわからない
人生を生きている
誰もが、平等に。
そんなことを忘れてしまうのも
また人間の性だけど
いいんだ、思い出した時だけで。
思い出した時、だけでいい
いつだって、目の前にある
当たり前というありがとうを
めいっぱい、抱きしめよう。