ある日、娘が本屋に行きたいと言うので一緒に出掛けた
たまたま「青春の門」の九巻を見つけた
えぇ!?いつの間に九巻までにもなってたの??
なんとなく手に取り購入した


家に帰って学生時代に友人から借りた(貰った)「青春の門」を探した
探せど探せど見つからず、、しょうがないからAmazonで買った


読んだの十八の頃だから、実に、三十数年振りに最初から読み返した
嗚呼こんな話だったなぁ、記憶では六巻までで、暫くして七巻その後に休筆、てな感じだったような


新章でも主人公の伊吹信介はモテる、貧乏だがモテる
いつの間にか、と言うより、期待通り、事がおっぱじまる
それも本書の魅力のひとつだけど、
でも、やっぱり、旅人な感じがするのが最たる魅力のひとつなのではないかな、と思う

九州の筑豊から東京、函館、東京に戻り、また北海道、京都にも行って、そしてロシア


八巻九巻のロシア篇がまぁ面白い
いよいよ十巻で完結なんて帯なんかでは煽っているけど
御年九十超えの作者
果たして完結する日は来るのでしょうか



2019年のインタビューでは
「未完でも構わない
なんて言ってたようです


ボクもそんな風に思ってる一人です
五木さんの顔見るとなんだか許せるのが不思議
未完でもいいです、気が向いたら書いて下さい


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旅はいいですよね
先日、兄貴から僕ら行きつけの食堂の店主が店を3週間閉めて広島まで、ぶらっと行ってきたみたいだ、なんて話を聞いたもんだから、久しぶりに顔見るついでに食べに行くことに

もう七十超えなのに元気で飄々としたまま
とても数年前に麻雀の約束にたどり着けずに脳梗塞で病院に運ばれた人には見えない
「なに?広島まで遊んで来たの?いいなぁ
「うん、去年は九州
「えぇ、いいなぁ俺も九州まで車で行ってぷらぶらしてみてぇ
「お前達もその内そんな時間が取れるって


本当にそうなのかなぁ、でも、言葉を信じて
なるべく健康で、と思う今日この頃です
身体も大事だけど気力だよなぁ〆