たくさんいる
小学校では2人。
内藤先生と鈴木先生。
どっちも男の先生で、
小学校4年の時の担任。
途中で転校したから、
ふたりは別の学校の先生。
母が、同居していた祖父母
（母から見ると義父母）宅から
実家に飛び出した、
のに着いて行っての転校。
そういう家庭の事情があったので、
ふたりとも私に
注意を払ってくれていたと思う。
内藤先生はギターが上手で、
クラスみんなでギターに合わせて歌ってた。
時にはなぜか青空に
旅してみたくなるものさ
気球に乗ってどこまで行こう
風に乗って野原を越えて
内藤先生は祖父母と父から
相当に責められたに違いない。
祖父母も父も
当時は気の触れた人だったから、
内藤先生、大丈夫かなと
たまに思い出して気にしている。
私はとっても感謝している
鈴木先生は、受け入れ側？の先生。
母は、同居の家を飛び出して1年弱で、
同居解消を条件に父のところに戻ったから、
私は3つ目の小学校に転校した。
鈴木先生は転校する時、
カッコいいペンケースをくれた。
片面が渋いオレンジ色で、
片面が渋い緑色の。
私は鈴木先生も好き
中学校は。
覚えているけれど
しあわせな感じの記憶ではない。
大して好きでもない。
よって省略。
高校はたくさんいるけれど、
山原先生と藤原先生と鈴木先生。
山原先生は世界史の先生で、
挨拶の初めに「はい」がつく先生
はいおはよう、はいこんにちは。
年賀状が何年か前で途絶えてしまった。
心を病んだか亡くなったか、
いずれかだと思う。
影のある先生だった。
藤原先生は英語の先生。
私の高校時代をかけたと言っても
過言ではない。
恋愛感情ではなかったと思うけれど、
大好きな先生。
諸事情あって、連絡は全く取っていない。
おそらくそれとわかるハンドルネームで
数年前までの生存は確認している。
今は生きているかわからない。
私のことを恨んでないといいなと思う。
鈴木先生は生物の先生。
いまだにお付き合いがあって、
先生が都内に来る時には連絡をくれる。
なかなか会えていないけれど。
私は世界史も英語も生物も好き
…男の先生ばかりだな
化学の五十嵐先生は
女の先生だけど好きだった。
入学して間もなく、
「うちの高校で学ぶのなら
このくらいは読まないとね」と、
虹が7色に光る理由が書かれた
英語の文章を渡された
高校は県下随一の進学校。
（五十嵐先生は卒業生）。
大変なところに来てしまったと
英語が苦手だった私は
辞書を引き引き何とか読み切った。
あれ読んだ生徒、
たぶんほとんどいないんじゃないかな
あのプリントは、
今も思い出ボックスに保管されているはず。
あのレベルがよく、
英語の論文読めるようになったものだよ
ずいぶん頑張ったねぇ
大学は、
微生物のイケメン恩師一択でしょう。
あのアグレッシブさが
私は大好き
私を引っ張ってくれる
大学院でも
情熱的な先生方にお世話になりまして
（なっておりまして）、
現在の私があります
英語のポスター、できたのですよ
次はこれを論文にします
今、やる気なし子だけど
先生たち、ありがとう
私はやり直したいとは一切思わない
人生を歩んでいます
先生方も、どうぞご自愛ください
