前回の続きです。
「割合の3用法」なんて名の打ってあるもの…
そんなものを知らなくても、
いくつに分けて、それが何個分なのか
…で考えるだけで、割合の問題は解けます。
ちょっと簡単なものですが…
先日した、こんな問題。
持っているお金の1/3を使い、次にその残りの3/5を使い、さらにその残りの1/4を使ったら720円残りました。持っていたお金はいくらでしょうか?
息子の解いたノートはコレ。
720÷3=240
240×4=960
960+120=1080
1080÷2=540
540×5=2700
2700÷2=1350
1350×3=4050
ちなみに模範解答は…
720÷(1-1/4)=960
960+120=1080
1080÷(1-3/5)=2700
2700÷(1-1/3)=4050
「割合の第3用法」といわれる、「もとにする量=割合にあたる量÷その割合」で求める問題ですが、それを知らなくても、分数さえちゃんと理解してると解ける問題なんですよね。
こういう簡単な問題でも、「割合」と覚えていると難しく感じちゃいますよね。
何てことはない、
ただ…
いくつに分けて、それが何個分なのか
を考えるだけなのに、です
「速さの3用法」も私としてはうーん…と思うものですが、それでもまだ速さは何が何かということがわかりやすいですので、当てはめて考えるのも難しくはありませんよね。
でも、「割合の3用法」って言い回しが子どもに適してないので、ややこしく感じてしまうと思います。
この方法でもちゃんと理解できるお子さんは、もちろんたくさんいらっしゃるんでしょうけども…
つまづくお子さんが少なからずいるということも事実ですよね
私は分数の完全理解が割合理解の近道であると思っていますが…
子どもが「わかった!」と思える方法はいろいろあるとも思います。
一番最初に戻りますが、NHKで紹介されていた「魔法の定規」もその方法のひとつだと思います。
ただ、やっぱり。
与えられたものではなく、自分で理解していくものということ、ですよね。
割合に限らずですが、ずっと先の子どものことを考えれば「急がば回れ」の精神です
私も、そういう気持ちでこれからもがんばらねばと思います。
自分で考えて、自分のものにしていこう。
ね、息子
分数については、コチラ にオススメの本をご紹介しています。
(頭の体操の使用教材のページにリンクしています^^)
ポチっと押していただけると励みになります♪