「頭の体操」で特殊算も取り入れている我が家ですが…
特殊算の中に、どうやっても息子が自分で解き方を考えるには無理があるなぁと思っていたものがあります。
それは…
濃度算 です。
言うまでもありませんが、食塩水の問題です。
息子は、特殊算の全てを「自分の発想」だけで解いています。
解法を説明したものはひとつもなく、答えが出た後でも、私が解説したことは一度もありません。
模範解答通りの式は立てられなくても、考え方や方向性は間違っていませんし、そもそも「特殊算を解くこと」が目的ではなく、あくまでも「頭を柔軟にする」ことが目的なので、今は答えが出ればオッケーにしています。
なので、私が判断して「解けるかな?」と思うものは、どんどん解いてもらっています。
…そんな私ですが…
いつ息子に渡そうかと悩んでいたのが、濃度算なんですよね。
食塩水の濃さって、目に見えないもので、まだまだ実感がわかないだろうなぁというのが私の予想でして…
なので、特殊算の中でコレが一番になるだろうと、思っていたんですね。
そんな時、本屋さんでこんな本を見つけたので、買ってみました。
この中に、「うきしずみのひみつ」ということで、塩水についての実験の仕方が載っていました。
前々から濃度算は実験から入るのがいいかも…と思っていたので、さっそく主人にお願いをして、息子と一緒に実験をしてもらいました。
本の内容を実験して、「へぇー」なんて、面白かったのかどうかよくわからないことを言ってた息子ですが…
しばらくして…
「頭の体操」で使っている、この問題集の表紙を見て…
「ママー、濃度算って何?」と。
お、コレはチャンスかと、「濃度」について説明してみました
「同じ量の水の中に1g塩を入れるのと、10g入れるのじゃ、しょっぱさが違うよね?水の中にどれくらいの塩が溶けているか目で見てわからないから、それを数字で表すのが濃度っていうの」という感じで…
「あー、わかったわかった」という息子なので、「ホントかなー?」と思いつつ、その場で基本問題を出してみました。
…100gの水に10gの塩が溶けているとすると、濃度はどれくらいだと思う?
「10%でしょ」
…じゃあ、100gの食塩水の濃度が5%だとすると、塩はどのくらい溶けてると思う?
「…えーっと、100×0.05だから…5gだね」
ふむ。
ちょっと考えてみると、コレって割合の問題なので、息子が理解できるのは当然かもしれませんが…
実験をして良かったと思っています。
自分で溶かして、重さを計って、浮かべて…の実験をすると、問題を身近に感じられますよね
漠然としたものは、なかなかイメージできないものですし、そういう時こそ生活力の有無を実感します。
教育書によく書いてある「外遊びをする子は伸びる」というのも、そういうことだと思います。
外ばっかりで遊んでた子は、それでそれで難しいこともあるでしょうけど、プリントばかりをしている子よりピンとくるものが多いという意味では、かなり有利になると思うんですよね。
そう考えると、いかに我が子にピンとこさせるものを増やしておくか…が、親の役目かもしれませんよね。
私も息子に何をしてあげられるんだろうと、ちゃんと考えなくっちゃなぁ…と思います…
そんなことがあったんですが、濃度算については、まだ保留にしているんですけども、息子の様子を見て、近いうちに渡してみようと思っています。
問題集の濃度算は、ちょっと踏み込んだ内容なので、息子のイメージが追いついているか心配なので、もうちょっと先かなぁ…
その時の反応が楽しみでもあるんですが
生活力かぁ…
一緒にいろんなことを知っていこうか、ね、息子
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