悩めるイクメンの考察 -2ページ目

悩めるイクメンの考察

一児の父。

パパとして子育て参加する中で
日々感じる「ありのまま」を考察します。

生まれたばかりの赤ちゃん

 

生後2週間くらいで家に突然やってくる。

 

 

 

突然。

 

いやもちろん長い妊娠期間を経て、満を持してやってくるわけだが、

 

私の感覚では「突然やってきた」感じがした。

 

 

急にやってきて、もうそこからは全部自分達でやらないといけなくて、

 

さんざん準備してきたはずなのに、

 

「急すぎるよ!」と言いたくなってしまう。

 

 

 

特にパパは、ママが産後の入院でしばらく家にいない。

(1,2週間一人。人によっては里帰りで一月くらい?)

 

だから一層、突然やってきた感じがするのかもしれない。

 

 

それはもうすごい喜びはあるんだけど、

 

急に我が家に赤ちゃんがいるという驚きと「違和感」でニヤケてしまうほどだった。

 

 

ちなみに赤ちゃんをだっこして家に帰ってきた奥さんも、

 

最初はもう別人のオーラをもっていた。

 

そこにいるのはもう、一人の「母親」なんだ

 

という衝撃をリアルに感じるのは、

 

病院ではなくて、家に帰ってきた瞬間だった。

 

 

自分だけまだ「父親感」がなく、

 

我が家なのに、自分が場違いな存在にさえ感じて、

 

「これはいよいよ大変なことになった!」とニヤニヤしながら思った。

妻が妊娠して変わったことは、

 

 ・食事や栄養に気をつけるようになる。

 

 ・少しやさしい気持ちになる。

 

など、色いろある。

 

 

 

 

 

つわりが酷い時は私が料理をすることが多かったし、

 

買い物も仕事帰りにスーパーに寄るようになった。

 

夏場にカレーをつくって一晩でくさらせもした(すごくすっぱくなったゲロー

 

 

それまではカップ麺や冷凍食品ばかり食べても気にしていなかったが、

 

妊娠中の妻の栄養に気をつけるうちに、食事に気を遣うようになった。

 

 

 

 

 

でも一番大きい変化は、世界が違うように見えてくるようになったということ。

 

 

大げさな言い方だけど、これには自分でも驚いた。

 

 

ちょっとコンビニにでかけるときや、通勤時の駅や電車内、

 

こんなに妊婦さんや赤ちゃん連れの人がいるとは!

 

 

お腹が大きい妊婦さんや、ベビーカーの女性などがとにかく沢山目に入る。

 

バカみたいかもしれないが、それにすごく驚いたのである。

 

 

自分の奥さんが妊娠した瞬間、世界に赤ちゃんが大量発生した。

 

ーーはずはないが、とにかくそういう風に感じてしまうくらいだった。

 

 

 

 

逆に言えば、自分に子どもができるまで、それだけ無関心だったということだ。

 

 

これまではすれ違うキレイな女性に目がいっていたのが、

 

いまではもう妊婦さんや子連れの人しか目に入らない。

 

 

男にとってこれほど大きな変化(成長)はない。

 

 

妻の妊娠中、

 

夫は見えないところですごい成長をしているものです。

 

 

妊娠後期、妻のお腹はどんどん大きくなる。

 

 

夫はとにかく不安。

 

 

転んで流産なんてことにならないか、

無事に出産できるか、

早産にならないか、

健康な子が生まれるか、

ちゃんと育てていけるか、etc

 

 

口にはあまりださなくても、

夫の不安は案外大きいものなんじゃないだろうか。

 

妻の前で不安だ心配だという態度はとれないものだと思う。

 

だから奥さんからすると、

旦那は平気な顔をして気楽にしているように見えるかもしれない。

 

が、そんなことは決して無い。

 

たとえば職場とかで

同じプレパパや赤ちゃんがいる仲間をみつけると

めちゃくちゃ嬉しかった

 

情報交換したり、一緒にがんばりましょう!という連帯感が一瞬で生まれた。

 

子どもが生まれてからもそれは同じだったが、

 

父親も本当に右も左もわからず不安なものなのだろう。

 

 

さらに私の場合は、

不安だから自己防衛として(無意識に)「あまり期待しない」ようにもしていたと思う。

 

もともと心配性で悪いことばかり考えるたちなので、

「万が一」のことを考えてショックを受けないように。

 

それだけ生まれるが楽しみで、期待していたということなのでしょう。

 

 

 

 

出産予定日は4月だった。

 

インフルエンザなどの病気にかからないようにと、

いろんなことに気を使って夫婦両方とも神経質になる妊娠後期。

 

 

 

初詣も一人でいってきて、

 

「とにかく無事に健康で」と、

 

がらにもなく本気で祈願。

 

いつもは神や仏なんて全く信じていないのに。