2021年
監督:ウェス・アンダーソン

20世紀フランスの架空都市アンニュイ=シュル=ブラゼ。アメリカの雑誌「フレンチ・ディスパッチ」の編集長アーサー・ハウイッツァーJr.が急死し、遺言により雑誌は廃刊となる。編集部の記者たちは、彼への追悼として“最終号”を作ることを決める。

クセのある面々


映画はその最終号に収録される4つの記事と序文をオムニバス形式で描く。
1. 自転車レポーターによる街案内(オーウェン・ウィルソン)
2. 服役中の天才画家と彼を取り巻くアート界(ベニチオ・デル・トロ、レア・セドゥ、エイドリアン・ブロディ)
3. 学生運動の渦中にいる若き革命家たち(ティモシー・シャラメ、リナ・クードリ)
4. 警察署長の息子誘拐事件と“伝説の料理人”の物語(ジェフリー・ライト、マチュー・アマルリック、スティーヴン・パーク)

どの記事も、文章のリズムをそのまま映像にしたような語り口と、紙面のレイアウトを思わせる構図が特徴。

ウェス・アンダーソン作品の常連に加え、新しい顔ぶれも多数参加しており、誌面をめくるように次々とスターが現れるのです。

大好きベニチオ・デル・トロ様



【出演俳優一覧】
ビル・マーレイ
ベニチオ・デル・トロ
エイドリアン・ブロディ
ティルダ・スウィントン
フランシス・マクドーマンド
ティモシー・シャラメ
レア・セドゥ
ジェフリー・ライト
オーウェン・ウィルソン
マチュー・アマルリック
スティーヴン・パーク
エドワード・ノートン
シアーシャ・ローナン
クリストフ・ヴァルツ
ジェイソン・シュワルツマン
アンジェリカ・ヒューストン(ナレーション)

どうです、これだけで刺さる方はかなりいらっしゃるのでは?(笑)

全体の空気は緩やかで、物語もゆったりと流れていきます。画面の隅々まで計算された構図や色彩、左右対称のフレーミング、淡々とした芝居が生むユーモアなど、緩さの奥に“ウェス・アンダーソンらしさ”がしっかり息づいています。

まったりしたいひとときにどうぞ。