オツオリさん、ケニアで事故死
箱根駅伝の名ランナー-陸上
重川材木店陸上部(新潟市)の総監督を務める同社の重川隆広
社長は、選手兼任コーチを務めるケニア出身の
ジョセフ・オツオリさん(37)が、母国で交通事故に
遭って死去したとの連絡が1日までに入ったことを明らかにした。
同社長によると、8月上旬からケニアに帰国中だった
オツオリさんは現地時間の8月30日午後7時ごろ、車を運転中に
バスと正面衝突した。即死に近い状態だったという。
陸上部に所属する別のケニア人選手が
オツオリさんの夫人に電話し、死去を確認した。
オツオリさんは山梨学院時代の1989年、箱根駅伝の
「花の2区」に初のケニア人選手として出場。同年から3年連続で
区間賞を獲得するなど、4年連続で2区を走り、
4年時には山梨学院大の初優勝に貢献した。
卒業後はトヨタ自動車に就職。いったん帰国後、一昨年10月に
重川材木店に入社し、建築技術者と陸上の両立を目指していた。
重川材木店は、今年元日の全日本実業団対抗駅伝に初出場した。
重川社長の話 まじめでいい男だった。彼の稼ぎでケニアの
家族の面倒を見ていたと聞いている。本当に残念です。
悲しいニュース。私にとって黒人マラソンランナー
といえば、アベベでもイカンガーでもなく、
オツオリでした。(名前がいいから)
地獄でも西遊記の岸部シローがしていた
首飾りのような、しゃれこうべでつくった
タスキを肩からかけて、鬼たちと
駅伝がんばって下さい。
ご冥福をお祈りします。