国体キャラクターは体力不足?
「はばタン」熱中症
9月30日に開幕する「のじぎく兵庫国体」のマスコットとして、
子供や若い女性に人気の「はばタン」。“スポーツ万能”の
触れ込みなのに、着ぐるみ人形の中はほとんど
サウナ状態とあって、県職員が扮(ふん)した
はばタンが次々とダウンする異常事態に陥っている。
はばタンはフェニックス(不死鳥)をイメージしたキャラクター。
着ぐるみ人形は81体あり、週末には県内各地の
イベントで活躍している。国体100日前イベントが
行われた6月25日、神戸市中央区の三宮センター街を
各競技種目が記されたシャツを着た43体のはばタンが
行進した。ところが、11体が次々と救護テントに搬送され、
中には、はばタンが手当てを受けている様子を目撃した
幼い子供がショックを受けるというハプニングも生じた。
着ぐるみの重さは約10キロもあるうえ、内部の暑さは
サウナ並みといい、国体実行委員会事務局の
足立宰さん(41)は「あまりにもハード。元気でいられる
時間はせいぜい15分間」。“スポーツ万能”の触れ込み
とは裏腹に、とても運動どころではないのが実情という。
日の当たらない裏方の苦労に、県は特別手当の
支給も検討しているが、「公務」だけに、
はばタンの“厚遇”がすんなり認められるかどうか-
兵庫県民としてはぜひ応援したいが、
フェニックスだけに一度死んでから
はばたけ!
また来世でね~