昔のジャンプでやってた、キン肉マンとかドラゴンボール
とかはあんまり好きじゃなかったけど、作者が自分で
マンガの中に勝手にルールを作って
そのルールに乗っ取って戦わせる、ってマンガは好きです。
具体的に言うと、「ジョジョの奇妙な冒険」とか「HUNTER HUNTER」とか。
普通に戦って強い者が勝つよりも、こういう状況下においては
力が弱いんだけどこっちの方が勝つ、ってのは現実的で
おもしろいじゃないですか。
最近のスーパーヒーローものがどういう傾向にあるのかは
よくわかりませんが、自分の存在にウジウジ悩むヒーローよりも、
傍から見るとただのおかしいオッサンにしか
見えないんだけど、本人は地球を守るのに日々奔走している
ヒーロー物が見たいですね。
そこで、私が考えたルールというか縛りは、
「こういう条件が揃わないと変身できないヒーロー物」。
変身すると無敵なんですが、変身するまでが
すごく大変っていうヒーロー物、ぜひ見てみたいです。
<ヒーロー変身の条件あれこれ>
・鈍行の列車に乗って、3つ駅を降りなければ変身できないヒーロー。
しかも、各駅で下車して阿藤海のように地元のおばちゃんたち
と触れあわなければ、変身の条件を満たさない。
・借り物競争で「一番不幸そうな家族」を探さなければ変身できない。
しかもその家に一泊して、オヤジが暴れるとこまで見届けないと
変身できない。
・ジェスチャーだけで「この川の魚を食べると体がイタイイタイ
なるから絶対食べないように」と、インド人の留学生に
伝えなくては変身できない。
・母親と同じ名前の女と結婚して新婚初夜、
耳元で「愛してるよ○○(彼女の名前)」
とささやき続けなければ変身できない。
しかも変身するところを、自分が呼ばれたと
思って部屋に入ってきた母親に見られてしまい、
正体がバレて泣く泣く自分の星に帰る羽目に。
- 阿藤 海
- この熱き人たち
- 内容は阿藤さんの体当たりエッセイ
- だそうです。なんか嫌だなぁ。