たんじぇりんの前進4打

たんじぇりんの前進4打

ラウンドした事をいつまでも忘れないような大人の遊び場としてのオールドコースをドキドキしながら歩くのが好き。プレーヤーとして訪れた時に感じるゴルフ場の風格、優れた管理や設計者が知恵を絞ってプレーヤーに挑んでくるようなコースを楽しんでラウンドしてます。

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青森・浅虫温泉からクルマで30分
陸奥湾から、突き出した半島の北端に位置して、三方を海で囲まれた小高い丘陵地に
夏泊ゴルフリンクスはあります。

日本のセントアンドリュースと言われるだけに、開放感溢れる牧歌的な雰囲気で
本州最北端のゴルフコースにいってきました。

体育会ゴルフ部出身の同級生が、4つ上の先輩が設計してオーナーなんだと言ってた、夏泊ゴルフリンクス。
好天に恵まれて、壮大な青空と透き通る海が迎えてくれました。
時には10メートル以上は吹くというリンクス特有の風もこの日は微風て絶好のゴルフ日和

クラブハウスに向かう道路から何ホールか見渡せて、コース内には高い樹木がなく、ラフは自然そのもの灌木やススキのブッシュがコース内に点在していて、まるで全英オープンのよう(^O^)

宿泊していた南部屋海扇閣の展望風呂での朝風呂で優雅な気分から始まった1日。
二日目は移動のストレスもなく。

この日も思ったより気温は高くて、用意していた長袖は必要なく、
半袖にニッカボッカスタイルで気分はスコティッシュ。
練習場でゆったりと練習して、グリーンは前日の八甲田ビューより速くてランニングアプローチを有効に使いたい感じです。


海沿いのルートを走るドライブは、素晴らしく透明度の高い陸奥湾が見えて、北側には下北半島と津軽半島の切れ目がうっすらと見えました。
青函連絡船がかつて航行していた航路なのでしょうね。

1番546yardは3打目は風を読み違えて手前にショートしたけれど、グリーンサイドから寄せワンにてパー発信。
大きなグリーンには、やはりランニングアプローチが効果的です。
2番193yardの池越えショート
池ポチャを嫌い、安全に左サイドから寄せワンで連続パー。
2メートルくらいのパットが決まると気持ちは上がります。

ティーショットもアイアンも調子よく、コースの風景を愛でる余裕がありました。
3番から6番はすべてボギーオン2パットのボギー

この日はフェアウェイ走行可能でのセルフなのでキャディさんはいなくて
風の読みと高低差を考えながらショットしました。
前半のシグネチャーホールは6番382yardミドル。海に向かって豪快に打ち下ろし




青空と雄大な風景を眺めながらのラウンドは遙々と遠征してきた甲斐がありますし、
何より天候に恵まれて本当に感謝です。

でも微風でもホールごとに方向が変わるために風の判断や読みが難しくて、クラブ選択に迷います。
7番149yardショートはピンが手前だったので手前のバンカーに捕まったけど、会心のバンカーショットでチップインバーディ!(^_^)ノ

前半は14パットで40
この大きなグリーンで14パットは我ながら上出来でした。
2メートル以内はクロスハンドのグリップにしてから引っ掛けでのミスは少なくなってきたかも。
12番187yardショートで15メートルを入れて二つ目のバーディ、続く13番398yardミドルも下りで直角に曲がる4メートルの難しいパーパットを決めるミラクル

1ラウンドに奇跡的な事が3回も起きるなんて、ゴルフの神様が味方してくれたとしか思えません。
ゴルフが落ち着いた内容だと、景観を眺める余裕も出てきます。どこを切り取っても空が広がっていて、とてもダイナミック

バンカーが巧みに配置されたレイアウトも戦略的で面白い。西洋芝を伸ばしたフェスキュー芝が独特です。


これぞセントアンドリュースみたいな、背丈以上あるポットバンカーに入った友人は土手に当たってなんとか脱出に成功!良い砂質のバンカーでした。
たっぷりの敷地だけにフェアウェイは広く気持ちよくショットできます。
リンクス特有の風がハザードになっているので、穏やかだと状況はかなり違います。
海を眺めながらのラウンドは関東ではほとんどないので、こういうコースは貴重だと思います。
ちなみに特設ティーはひとつもなく
パーの数によってホール毎の打ち切り打数が決まってるみたい。
ゴルフ原理主義に基づいたやり方ですね。
セントアンドリュースに特設ティーとかある訳ないし(^^;)

スコティッシュコースならではの醍醐味あるバックから638yardの16番ホールは名物ロングホールの3打目地点

ティーショットは10yard足りずに、まんまとバンカーに捕まり、2打目は少しダフり気味ながらも残り215yardのフェアウェイに。

風はややフォロー、左右はブッシュやOBで勇気を持って海に向かって打ち込むような爽快感かある反面、度胸を試される景観
陸奥湾の向こうに津軽半島がうっすら見えていて、眺めはとにかく最高!
グリーン手前はどうなってるのかさっぱりわからないし……
5W会心のショットでグリーン奥のラフまでもってきて、寄せ切れず2パットのボギー


続く17番打ち下ろし185yardは風がやや左から海側に。右サイドにワンオン2パットのパー

インコースここまで2オーバーと、後半30台が見えてきました。

最終18番374yard
ティーショットはいかにバンカーを避けるかがポイント
狙い通りバンカー右サイドのフェアウェイからやや向かい風
4アイアンで完璧なショットで、10メートルにオンさせて慎重に2パットでパー

バックから6836yard
夏泊でアウト40イン38のトータル78で思わず万歳!
忘れられないラウンドになりました。

食事してから、追加ハーフはバーディ発信するも、スコティッシュ特有の風が7メートルくらい出てきて難易度が上がり48叩いてしまいました。風の強い場所だけに、まさしく風がハザードなんですね。

昔、陸奥嵐という青森県出身の関取がいて、豪快な相撲で国技館を盛り上げていたのを思い出しました。