PUBGってゲーム知ってる?私がやっているのはモバイル版。見たことある人も多いはず。

このゲームは、一言で言えば
「人を殺すサバイバルゲーム」

基本的なプレイは100人が飛行機からパラシュートで島に降り立ち、色々な街、基地、宮殿などの中に落ちている武器を拾い、なんの恨みもない99人を見つけ次第ぶっ殺していくというサイコパス的な内容。
4人1組のチーム戦もできて、その場合は他の25組と戦うことになる。そこでは、仲間と協力する者、単独行動する者、仲間が戦っているのに息を潜めている者など、その人間の性格が反映さてれとても面白い。
1人行動する人間は、わがままなのだと思う。自分が抜けていたら、他の仲間3人は4人の敵チームとやり合わなければならないのだ。当然、勝ち目が薄くなる。そのことを気づいた上で、1人で黙々とアイテムを集め、遠距離で狙撃し、ゲリラ的に移動する。こういう人が一番サイコパスなのではないか。ただ、こういう自由度の高さが面白いのだ。

その面白さが原因でハマってしまう人が続出している。私の彼女もそうだった。
最初は楽しかった。ともに協力し合いながら勝ったり負けたり、怖がる彼女を励ましたり。毎日会えなくてもゲームをしていれば繋がっている感じもあった。

しかし、徐々に変化が…。
隣に座ってゲーム中、お嬢様のように言葉遣いが丁寧だった彼女が、「クソッ!」と言ったことが始まり。

びっくりして彼女を見ると、彼女も自分でびっくりしていた。「ゲーム内の同じチームの人の言葉が移ったー!」と笑っていた。私もその時は、笑って流していた。

それから1カ月…
明らかに彼女の言葉遣いが変わっていた。
「クソッ!」「早く殺して!」「ギャー!(悲鳴)」

あんなにお淑やかだった彼女が、私よりも言葉遣いが酷いことに。
ただ、ゲームプレイ中だけで日時生活では今まで通り。それでも私は不安になり、ゲームを少し控えよう提案した。彼女も了承してくれた。

しかし、ゲーム内では友達がいつログインしたのかが見れるので、彼女のログを見ていると、結構やっている…。友達から誘われることが多いので断れないと言っていたが、毎日必ずやっている。

私は悩んだ。

ゲームを止めるべきか
しばらく様子を見るべきか。

私は後者を選んでしまった。彼女を信じると言えば聞こえは良いが、彼女に嫌われる勇気がなかったのだ。

それからまた1カ月…
彼女は変な関西弁を話すようになっていた。
一緒にプレイする仲間が関西人のようでイントネーションが移っていた。

違和感ありまくり。エセ関西弁。
私が好きだった品の良い、柔らかな彼女はもういなかった。
「ホンマやー」「クソッ!」「右に敵」「運転下手」

短い単語を発しながら、淡々と敵を殺していく。動きに無駄なく手際良く相手の頭を撃ち抜く。
相手が弱いと見るや、銃を使わずフライパンでいたぶって撲殺。笑っていた。
サイコパスだ。

私は誰と付き合っているんだろう。
好きだった彼女はもういない。サイコパスはサイコパス同士でなければ付き合っていけないのではないかと思ったりもする。

あの時、PUBGを無理にでも止めておけば良かったのだ。もう彼女は元には戻らないだろう。
今でもサイコパスな彼女を隣で横目で見ながら、私は黙々と1人行動をするのだった。