頭をかきながら、天井を見上げる。
口から出るのは、溜息ばかり・・・。
災害が発生したのは、2011年3月11日だ!
喜劇劇団による巡業があって、ドタバタ寸劇までみせられ、言葉のマジックに踊らされ、挙句の果てに論点はズレにズレ込み、しっかり棚上げされた上に戸を閉められ、鍵までかけられた。
どう考えても、この国の政治家に「身を犠牲にする」という考えは存在していないのだろう。
口は出すが、最終意思決定の段階では逃げの一手に徹する。
まるっいきり、地方自治体に丸投げしたままで放置プレイの怪しい状態になっていて、被災した建物は鉄骨むき出しだしで、それは国が解体するだの、自治体が解体するだの、持ち主の責任で!なんて意味不明の怪文書が飛び交う始末・・・。
あと何時間、何日、何年経ったら、まともな回答文書が出てきて、スムーズな解決策が見出されるのか?
天井にある蛍光灯にガンを飛ばしながら想う。
異例、異例、異例、想定外!
そんな言葉だけが出てくる現状は、もう手遅れなほど重篤だとしか言えない。
もしも、この瞬間に同規模の災害が発生したとする。
そうなった時、この国の政治システムでは解決することは絶対にできないだろうし、何かすれば、きっと事態を悪化させるだけのシステムにしかならないだろう。
現状ですら、不確定、不均衡、ドタバタ、ギクシャク、棚上げ大好き、先送りは常套手段、保身一辺倒なのだから、考えるだけで背筋に冷たいものを感じてしまう。
どうにもならない案件が山積みにされ、相談されてもオラの机の上に新たな山を築くだけである。
その書類たちが崩れ落ちるのが先か、オラがこの重圧に負けるのが先か、とんでもなくリーダーシップに優れ、どんな壁でも打ち破る能力がある政治家が現れるか、まぁ、後者はないだろう。
オラが留守にしていた間に溜まった書類や仕事、完璧に睡眠時間や食事の時間を奪い去っている。
それどころか、武装(とりあえず硬く鋭い棒状の鈍器)した監視員付の強制労働状態にさらされている。
喫煙も許されているが、灰皿は山となりカップラーメンの空容器が代役を務め、ひたすら書類をまとめ、サインをし、またまとめる。
そして、よーやく、一時の休息を迎えたのだが、差し入れされたのがユンケル!
8時から再開!というメモ付きである。
どう考えても、労働基準違反だと反論したいとこだが、この組織には通用しないだろう。
それどころか、タイムカードを偽造、同職員に対しての口止め工作だってするだろう。
この状態、元々の原因を探ってみれば、無理難題の出張命令なのだろうが、売り言葉に買い言葉、どっちにしても目の前にある仕事を片付けなければならない。
そこで、ふと思う・・・、そもそもはこの国の政治家たちが棚上げした仕事が原因なのではないか?
そう考えれば考えるほど、なんでそんな連中のために解決策を見つけ出す仕事をしなければならないのか?
あまりにも自分が虚しく感じられた瞬間である。
そう、これが頭をかいて、溜息が出るまでの間に頭をよぎった愚痴である。
今夜も徹夜と覚悟のひと時である。