散歩で何気なく、出会った木彫りのサークルで、一緒に居た妻が、「貴方もやってみたら、、、どう」
と勧められ、4月の中からやり始めました。
彫る物は、円空の仏様が主です。
自分は、終戦の年に東京で生まれて、疥癬という皮膚病に伝染して、新潟に疎開しました。
疎開先は、お寺で物心がついた3歳頃から、寺の掃除、修行と辛い目に遭いました。
6歳になった時、小学校入学の都合で東京へ戻れました。
木彫りの題材が仏様とは、「なんで、又、仏なんだ」と、辛かった思いが廻り、恨めしく思いました。
とはいえ、自分も相当の年になったので、これからは、仏様のご加護も受けるかも知れないと思い直し
彫る事にしました。
会員は、どこでも同じと思いますが、暇な老人の集まりです。
口が達者なのは、これまた当然で、自慢話、孫のこと、自家栽培の畑の収穫等よくしゃべります。
なにより元気です。
自分は、闘病中なのでうらやましく思います。が、少しは元気を貰えます。
4カ月半経ちましたが、円空仏の仏様を四体彫りました。
顔の表情を出すのが難しく苦労しています。